KIRK DEGIORGIO @ WAREHOUSE702


土曜日は西麻布のクラブ【WAREHOUSE702】へ相方さんとクラブ大好き美少女(ナタリー・ポートマン似)のKちゃんと一緒にKirk Degiorgioのプレイを観に行きました。イベント名は「MARIANA LIMITED 002 presents KIRK DEGIORGIO(A.R.T / Planet E)& DAVE TWOMEY」。
Kirk Degiorgioはテクノ・ミュージックが生まれた初期のころから活躍するイギリスのベテランDJで、その活動の多くはAs Oneという名義で行われていました。このAs Oneはいわゆるインテリジェント・テクノ、インテリジェント・ダンス・ミュージックと呼ばれるジャンルのもので、フロア向けというよりもホーム・リスニングに適した静謐で美しいメロディのテクノ・ミュージックを多くリリースしていました。そのメロディの美しさはデトロイト直系のものですが、逆に自分なんかはこのKirk Degiorgioからデトロイト・テクノを発見したぐらいなんですよ。このAs Oneを含むNew Electronicaから出ていたコンピレーションはオレがテクノ・ミュージックを聴き始めた頃の愛聴盤でした。そういった意味で、オレのテクノ好きのルーツともなったDJであり、これは一回ご対面しておかねば、と思ったんですね。

■As One - Amalia

■As One - Isatai

■As One - Shambala


お店には12時半ごろに入り、プレイしていたDJ SOで軽く肩慣らししたり飲んだりだべったり。2時ごろからDAVE TWOMEYのプレイが始まりましたが、悪くはなかったんですがこの後のKirk Degiorgioに備えて1時間ばかり休憩。そして3時あたりからKirk Degiorgio登場。30分ほど地味目に攻めつつゆっくりじわじわとグルーヴしてきて、4時くらいからいい感じで乗ってきましたね。決してアゲアゲな派手なプレイではないんですが、非常に隙が無く着実な盛り上がりを見せるスタイルは流石にベテランだと思わせてくれました。後半ではKirkも汗まみれで、ちょいと寂しい頭にタオルを乗せながらのプレイがなんだか可愛らしかった。もともとホーム・リスニングの曲しか知らなかったので、フロアではどんなプレイをするのか興味があったんですが、とても充実した手堅いDJを聴かせてくれて満足でした。しかし踊っていたオレ自身が寄る年波に勝てずそろそろ疲れてきて、5時ごろまだ盛り上がっているクラブを後にして帰りました。
あとWAREHOUSE702は初めて行ったクラブですが、そこそこ寛げるお店でしたね。西麻布駅出てすぐというロケーションもよかったです。この日は適度の込み具合だったから踊るスペースも充分確保できたし、それほどおかしいお客さんもいなかったので楽しめました。ただ、オレも喫煙者ですが、フロアで煙草吸う人が多いのには辟易しました。あれ危ないから止めて欲しいし、フロア禁煙にして欲しい。お店出たときも体中煙草臭かったなあ。
【試聴】Mariana Ltd 002 - Kirk Degiorgio at Warehouse 702
○MARIANA LIMITED 002 presents KIRK DEGIORGIO(A.R.T / Planet E)& DAVE TWOMEY