『Dead Space 2』は相変わらずホラーなSFシューティングゲームだった!


日本で発禁になるほどの地獄のグログロヴィジュアルで話題になったSFホラー・アクション・ゲーム『Dead Space』の続篇が発売されたのでまたもやドロドロとプレイしております。

とかいいつつ、前作クリアしてないんですよ。前作はPCでプレイしたんですが、左利きのオレにはキー設定が思ったように出来ない仕様がまず難易度を上げ、さらにクリア前にHDがお亡くなりになってデータがすっ飛ぶ、という、ある意味呪われたゲームだったんですねえ。くわばらくわばら(本当は単に腕がヌル過ぎて途中放棄したという噂もある)。そんなわけで今回はXbox360版を購入、今回もあまりのグロさに日本発売は絶対無いでしょうから輸入版を手に入れたんですが、「PC版のあの(個人的な理由による)難易度はなんだったんだ…」と思うほどの操作性のよさに感涙しつつ同時にゲームの恐怖にオシッコちびりそうになって進めております。

お話は25世紀の未来が舞台。前作では外惑星資源探索船から救難信号を受けそこに向かった主人公アイザック・クラークが、ウィルスの影響でグチャグチャドロドロのバケモノと化した人間たちと血飛沫・肉片飛び散りまくるグチャグチャドロドロの戦いを繰り広げますが、『2』ではそこからからくも生き残ったアイザックが、収容先である土星の衛星タイタンに位置する宇宙ステーションで、またもやウィルス感染でグチャグチャドロドロになったバケモノどもと戦うというものなんですな。モンスターは部位切断しなきゃ倒せないというところも相変わらずですが、今回は子供が変身したモンスターが大挙現れ、それをグチャグチャと殺さなければならないという実にエグい展開が心をほんのりと暖かくしてくれます。

ゲームは三人称視点TPSで、ゲーム・システムは細かな部分を除き殆ど前作と変わりません。ゲーム画面にはGUIは表示されず、インベントリ画面は主人公がホログラム画面を確認する、といった前作同様の演出が相変わらずかっこいいですな。今回は舞台が巨大宇宙ステーションということで、生活感溢れる居住地区も舞台になっており、血糊と死骸を残す他は人の姿の絶えた街並みを宇宙服姿のアイザックが右往左往する、というヴィジュアルが前作と違う部分という事でしょうか。ルートも一本道になっており、前作のマップは廃止されたようですが、このぐらい難易度落としてくれたほうがヌルゲーマーとして助かります…。

大雑把に言えば『バイオハザード』ミーツ『遊星からの物体X』イン・アウタースペースといった雰囲気でしょうか。まあしかし前作から引き続き相変わらずグロ極まりない展開で、肉の腐ったようなモンスターの造型から死体ゴロゴロの船内は言うに及ばずアイザックがモンスターにぶち殺されゲームオーバーになる画面の凄惨さもより一層磨きが掛かっており、いろんな意味でとっても楽しい出来になっております。このゲーム名物の「死体踏み付け」なんてアクションがあるんですが、死体を踏みつけグチャグチャバラバラにするとアイテムが出てくる、なんて実に鬼畜なシステムで、もうゲームの最中は死体見つけると踏みつけまくり、モンスター倒すと踏みつけまくりで、戦闘しているよりも死体踏みつけている時間の方が多いんじゃないのか?と思ってしまうぐらいの死体損壊三昧です。薄暗い宇宙ステーションを物影からモンスターが飛び出してくるんじゃないかとビクビクしながら進めるお化け屋敷ゲーム、ゲーム好きの方は是非プレイいたしましょう!


Dead Space 2 (輸入版)

Dead Space 2 (輸入版)

Dead Space 2 (輸入版) - PS3

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Dead Space 2 (輸入版)

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