バッサーッ!フクロウの物語だよホッホーッ!〜映画『ガフールの伝説』

ガフールの伝説 (監督:ザック・スナイダー 2010年アメリカ・オーストラリア映画)


バッサーッ!フクロウたちが森を飛ぶよホッホーッ!この映画『ガフールの伝説』は世界征服を企む悪いフクロウたちと良いフクロウたちの戦いを描いたファンタジーアニメなんだよホッホーッ!

バッサーッ!監督は『300 <スリーハンドレッド>』のザック・スナイダーなんだよホッホーッ!だから『300』みたいな兜を被ったフクロウが出てきたりするんだねホッホーッ!レンブラントの絵画でも見せられているかのような、光と闇のせめぎ合う荘厳かつ重厚な色彩設定と画面作りが目を奪うねホッホーッ!でもある意味ちょっとクドイ画面作りのような気もするけどなホッホーッ!『300』の時もこってりギラギラしたクドイ映像だったもんなあホッホーッ!しかしこの「ホッホーッ」言ってる文章も相当クドイけどねホッホーッ!

バッサーッ!フクロウが主人公のこの映画、映画に出てくる生き物がほぼフクロウ。あとヘビとかアライグマだかなんだかがちょろっと出てくるけど基本フクロウ。他の種類の鳥もカラスとなにかの小鳥が出てくるぐらいで後は全部フクロウ。フクロウのフクロウによるフクロウの為の物語それが『ガフールの伝説」。バッサーッ。背景にある森や山や渓谷や海などの自然は見知ったもののようでいてどことなく超自然的な色合いを帯び、何かこの世界がどこか別の星のような気さえします。そう、この『ガフールの伝説』、実は宇宙のどこかに浮かぶ"猿の惑星"ならぬ"フクロウの惑星"を描いたなんではないかとさえ思えてきます。そう考えるとフクロウが喋ったり兜を被ったり火を扱ったりするのも納得できるというもの。つまりそれだけ幻想味の強いファンタジー世界が構築されているんですね。ホッホーッ!

バッサーッ!物語のほうは【光と闇の戦い】そのもののまさに王道ファンタジー路線で、特にどうこう言うものでもないんですが、オレはちょっと『スター・ウォーズ』を思い出しちゃったな。平和な森(惑星タトウィーン)で暮らしていたフクロウ(ルーク)が巨大な悪の本拠地(デス・スター)に連れ込まれ、からくも逃げ出した後、仲間(ハン・ソロとかR2D2とか)と一緒に反乱同盟軍と合流し、敵の本拠地を叩くんですね。クライマックスは何かの言い伝え(フォース)も駆使していませんでしたっけ?ラストのXXXXが火の中に消えてゆくシーンなんか、多分次回作でそいつが黒アーマー・黒マスク・黒兜に包まれたダースベイダーならぬダースホッホーとして蘇るという伏線と見ましたね!ホッホーッ!

バッサーッ!でもなんだか、全体的にフクロウさんたちの顔が怖いです。人間みたいな顔や表情をしてて、でもやっぱりフクロウで、それが恐ろしくリアルに作ってあるので不気味なんです。時々ペレット吐き出すのも怖いし、普通にイモムシばくばく食ってたりするのも怖いんです。「月光麻痺」とかいうのに罹って白目剥いてるフクロウも怖いし、怪光線に捕らわれ「あぎゃぎゃぎゃぎゃ」とか痙攣しているフクロウも怖いんです。CGIがとっても立派にリアルに作られているのは流石なんですが、この題材なら普通に2Dか、デフォルメしたキャラでもよかったんじゃないのかなあ。その辺はザック・スナイダーの趣味だったんですかねえ。ホッホーッ!

バッサーッ!(まだやるつもりかよ)それにしてもこの映画、劇場公開時3Dで上映されたんですが、時間の都合が付かず見送ったんですよね。今回DVDが出たんでやっと観れたんですが、これはやっぱり3Dで観たい映画でしたね。フクロウたちが空を飛ぶ光景とか3Dだとメッチャ映えただろうなあ。もう一回3Dで劇場でやんないかなあ。ホッホーッ!


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