Wolfenstein (PS3) (XBOX360) (PC)


ここしばらくアクション・ゲームばかりプレイしていたせいか、ムズムズとFPSがやりたくなり、例によってクリアしていないゲームが山ほどあるというのにエイヤッ!とばかり購入。全く堪え性の無い性格である。

というわけで今回紹介するのはFPSゲームの草分けとも言われる『Wolfenstein(ウルフェンシュタイン)』シリーズ最新作、その名も『Wolfenstein』。時は第2次世界大戦真っ只中の1943年。ナチス・ドイツは世界を我がものにすべく禁断の外法に手を出し、太古の遺跡から世界を破滅に導く魔道の遺物を発掘していた。それを阻止せんと派遣された男、それが今作の主人公スペシャルエージェントB.J. Blazkowicz。彼はレジスタンスと協力しあい、ナチスの野望を叩き潰すために戦うのだ!…というオハナシ。

第2次世界大戦を題材にしているものの、MoHやCoDなどのリアル路線なFPSと違い、この『Wolfenstein』はオカルティズムにどっぷり浸かったナチスが登場し、怪しげな術や奇怪な装備、おどろおどろしい化物を駆使して主人公を追い詰めるという非常にフィクショナルな世界。その中で主人公もまたナチスから奪った魔導器を使い、ナチスとの呪的闘争を繰り広げるのだ。この魔導器はゲームではアミュレットと呼ばれるものだが、時間を遅延させたり現実世界に異世界の穴を開けたりしてゲーム攻略の手助けとなる。また、アミュレットを使用した際の画面映像の切り替わりも幻想的でゲームに変化をもたせている。

しかしFPSだけあって基本はやはり銃撃戦!架空の町アイゼンスタード、忘れ去られた遺跡、そしてナチスの怪しさ満載の地下秘密基地を舞台に、邪悪なナチスどもをブチ殺しブチ殺しブチ殺しまくる楽しさ!やっぱナチスは叩き殺してナンボ!史実なんて堅苦しいことは置いといて、オカルト・ナチスを蹴散らす快感に溢れたゲーム、それがこの『Wolfenstein』であります。ちなみに日本じゃ売れないと判断されたのかローカライズ版は無く輸入版だけないんですが、FPSだからなんとかなります!