2000回の男


実は今回のエントリでオレの日記は2000回目を迎えるのである。
2000。それは第2ミレニアム。2000といえば2000年問題。ウィンドウズ2000。2000円札名球会入り2000本安打ナイトライダーのナイト2000。潜水艇しんかい2000。戦闘機ミラージュ2000。電グルのゲームバイトヘル2000。ホラー映画2000人の狂人。などなど、2000という数字には様々な誉れ高き意味が込められているのである。
そして次回が2001回目。そう、映画史に燦然と輝く名作でありSF映画の金字塔であるスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』の2001なのである。即ちオレの日記は2000回を越え、スターゲートの彼方へと飛び立ち、垂れ流し寝たきりボケ老人となったあとスターチャイルドへと転生するのである。まあ今現在、まだ垂れ流し寝たきりボケ老人からコンマ1ミリも脱却していないような気がするが、それはきっと気のせいなのである。
これまでの道のりは長かった。2004年2月21日から足掛け7年、ほぼ毎日(途中から土日休んで)更新し続け、41歳から始めたオレ年齢は今年で47になり、その間のPVは約38万、2000で割ってみると1日平均200PV弱、アンテナはやっとなんとか130ほど、ブクマ数は申告するのも恥ずかしい数、とまあ、長くやってる割にはあんまりたいしたことはないのだけれども、まあそれでも、ダラダラと続けてきたことは続けてきたのである。
そして1エントリの文字数を1200字、400字詰原稿用紙3枚とすると2000エントリでは240万字、原稿用紙6000枚に相当するのである。これは文庫本1ページ600字と換算して4000ページの文庫本となり、そんな分厚い文庫本は無いから500ページづつで全8巻、余白や画像なんかも入れていたら全部で10巻本くらいになるかもしれないのだ。いってみればオレは7年かけて トルストイの『戦争と平和』やドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』やユゴーの『レ・ミゼラブル』などといった世界名作文学と比べて、長さだけは遥かに優った文章を書き上げたことになるのである。
長ければそれでいいのか?内容が伴わなければ意味が無いのではないか?という意見もあろう。それは分かる。確かにあんたの言っていることは間違いない。しかしここではっきり言わせてもらいたい。長い以外に自慢できることなど、オレの日記にはないのである。それを取ったら…なんも残んないではありませんかあああ!?だからせめてこういうセコイことで自慢させてよ!?いーじゃん誰にもメーワク掛けてないんだからぁ〜シクシク!とオレはさめざめと泣いてしまうのである。
それにしても2000回。その間に様々な出会いがあり別れがあった。このあいだもオフ会で沢山の初めての方と知り合い、そして「酒癖の悪い暗黒皇帝」として非常に篤い人望とヒンシュクを得ることが出来た。今の相方さんと出会ったのもこの日記のおかげである。日記を書いていなかったらオレはどうなっていたのか想像もできない。重ね重ね、今も懲りずにもお付き合いしていただいている方々には感謝の念が耐えない。オレはここで声を大にして言いたい。見捨てないで、と。
さて2000回を迎え今後の抱負だが、これも声を大にして言いたいが、そんなものはない。はっきり言ってこの日記も3年目ぐらいからもはや惰性で書いているのである。ああメンドクセエ、書きたくネエ、こんな日記止めてしまいテエ、そんなことばかりボヤキ続けて書いているのである。もはや何故なんの為に書いているのかさえ分からないのである。いつ止めるのか止め時がわからなくなったまま書き続けているのである。そのような実情で書かれた日記を皆さんに読んでいただいているのも誠に心苦しいのだが、もはや手癖になっているものだから、ついつい書いてしまうのである。多分オレの日記は、生活習慣病なのだ。