最近聴いたCD / Scuba、Bob Sinclar、Brownswood Bubblers、Sade、Jeff Mills、Louie Vega、などなど

■Triangulation / Scuba

TRIANGULATION (輸入盤)

TRIANGULATION (輸入盤)

このあいだ聴いたScubaのDJ-Mix『Sub:Stance』もダブステップ+テクノな音で相当よかったんだけれども、そのScubaの2ndアルバム『Triangulation』もかなりの好盤だ。テクノな質感の音に被さる思いっきりブーストしたダブ・ベース、どこまでもメランコリックなメロディ、例えるなら夜の闇の中、コンクリートの上に舞う細雪のように暗く硬質でひんやりとした音とでもいうのだろうか。Scubaは1stアルバムの頃から突出した音を聴かせていたが、この2ndではさらに完成されてきたといっていい。 《試聴》

■Made In Jamaica / Bob Sinclar

Made in Jamaica

Made in Jamaica

うほっ!フランスの伊達男DJ、Bob Sinclarが世界に名だたるレゲエ・リズム・セクション、Sly&Robbieと組んで自分の曲をレゲエ・アレンジ!これ、一聴して元がクラブディスコ・ミュージックだったなんて全然分かんないくらいきっちりベタなレゲエ・ミュージックに仕上がっております。Sly&Robbieなんで音は保証できるでしょう。夏になったらガンガン聴こう! 《試聴》
(↓)レコーディング風景などを含めたドキョメント。

アルバムと全然関係ないんだけどBob SinclarのこのPV、モロに『ファントム・オブ・パラダイス』でニマニマしてしまいますなあ。

■Brownswood Bubblers Four

Brownswood Bubblers Four compiled by Gilles Peterson [解説付国内仕様盤] (BRBW37)

Brownswood Bubblers Four compiled by Gilles Peterson [解説付国内仕様盤] (BRBW37)

  • アーティスト: V.A.,Floating Points,Lone,Kafka,yU,Keaver & Brause,Mayer Hawthorne,El Michels Affair,他
  • 出版社/メーカー: BROWNSWOOD RECORDINGS / BEAT RECORDS
  • 発売日: 2009/09/19
  • メディア: CD
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《試聴》 

■Brownswood Bubblers Five

Brownswood Bubblers Five compiled by Gilles Peterson[解説付き日本盤] (BRBW42)

Brownswood Bubblers Five compiled by Gilles Peterson[解説付き日本盤] (BRBW42)

  • アーティスト: Dam-Funk,Shafiq Husayn,Electric Wire Hustle,Nailah,Trilogy,The RAah Project,Daru & Rena,他
  • 出版社/メーカー: BROWNSWOOD RECORDINGS / BEAT RECORDS
  • 発売日: 2010/03/06
  • メディア: CD
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《試聴》
ジャイルズ・ピーターソンの主催するレーベルBrownswood Bubblersのコンピも気が付いたらもう5枚目まで出てるじゃないですか。1〜3までは持ってたんですがあわてて買い足しました。インディ・クラブジャズの新人アーチストが集まるこのコンピ、音のほうはいささか地味目だし凡作も結構あるんじゃないかと思うんですが、昔のラフ・トレードのクラブジャズ版といった趣があって嫌いじゃないです。

■Soldier Of Love / Sade

Soldier of Love

Soldier of Love

Sadeといえば80年代にオサレ・ジャジー・サウンドで一世を風靡したバンド・ユニットでありますが、楽曲の完成度が鬼強だったのは認めるけれども、そのオサレなもてはやされ方からオレ的にはちょっと敬遠していたんですよねえ。というわけで最近久々に発売されたニュー・アルバムなんですが、きちんとアルバム通して聴くのがこれが始めてだったりする。オレも歳取ったがヴォーカルのシャーデー・アデュさんもいい歳なんだろうなあ。恋や愛についての切ない唄が多かったSadeもさすがに枯れてきたのか、音もなんだか枯れて来てます。しかしなんで今まで敬遠していたこのバンドを聴いたのかというと、最近ちょっとお疲れ気味で、なんかしっぽり落ち着けるアルバムでも聴いてみるかと思ったからなんですが、聴いているとだんだん、しっぽりしている場合じゃねえ、という気がむくむくともたげてくるという、オレにとっては逆療法みたいなアルバムでありました。 《試聴》

■The Occurrence / Jeff Mills

ジ・アカーランス(初回限定盤)

ジ・アカーランス(初回限定盤)

宇宙の彼方に逝っているジェフ君の最新DJ-Mixということで、久方ぶりに大暴れしてくれるのか!?と期待して聴いたんですが、このDJ-Mixもやっぱり宇宙の彼方に逝った音が延々続いているものでありました…。だいたい前作『Sleeper Wakes』と何が違うんだ?というかオレ間違って『Sleeper Wakes』もう一枚買っちゃったのか?とさえ思えるような相変わらずの深遠な大宇宙シリーズの続きになっております。それとこのCD、新開発「ヴァイナル・ディスク」という変わった作りのCDで、なんとレーベル面にレコードの溝が刻まれており、レコードプレイヤーで針落とせば聴けるようになっているんですな。プレイヤー持ってないから聴けないけど。だけどねー、レーベル面が厚くなっているせいなのか、PCで読み込もうとするとドライブの中でガリガリと物凄い音たてて回るんですよ!オレ最初ドライブ壊れたかと思ったもの。これ大丈夫なのか!? 《試聴》 

■10Years Of Soul Heaven / Louie Vega

10 YEARS OF SOUL HEAVEN COMPILED & MIXED BY LOUIE VEGA (輸入盤)

10 YEARS OF SOUL HEAVEN COMPILED & MIXED BY LOUIE VEGA (輸入盤)

UKのパーティーSoul heavenの10周年を記念してリリースされた3枚組みアルバム、Mixを務めるのはMAWのLouie Vega。実はDefectedあたりのハウスMixCDって結構好きで聴いていた頃があり、このLouie VegaやMAWもその中に入っておりました。ただこの辺のハウスって音のまとまりがよくクリア過ぎなのが良し悪しで、あんまり思い入れのある音にならないんだよなあ。今回もスルーの予定だったんですがLouie Vegaがテック・ハウス寄りの音をMixしているというのでちょっと興味が沸いて聴いてみました。まあLouie Vega自体は安定した技量を持っているから退屈させることはないんだけれども、考えてみればテッキーなハウスDJなんていっぱいいるわけだし、あえて聴くまでもなかったか、と後で思った! 《試聴》