ハップとレナードシリーズまとめ

ジョー・R・ランズデールのハップとレナードシリーズ、とりあえず邦訳作品を全作読んだのでここでまとめなどを。本国での出版順と日本での翻訳順が若干異なっているのだが、ここでは本国の出版順に並べてみた。ハッブとレナードシリーズはそれぞれ1話完結になっているが、1作目から読んだほうが登場人物の絡み方や人間関係の変化などが分かりやすいかもしれない。ただそれだと全部読まなきゃならなくなるので、取り合えず一冊だけ!という人の為に一応個人的な星取り表を付けておいた。あの深町秋生氏も「私がもっとも敬愛する作家」と絶賛するジョー・R・ランズデールのハップとレナードシリーズ、この機会に是非手に取っていただきたい。

「Savage Season 」 ハップとレナードシリーズ (1)

Savage Season

Savage Season

実はこのハッブとレナードシリーズの記念すべき第1作となる作品が未だに邦訳されていない。だから読めない…だから…なんとこのあいだ原書を買ってしまったオレだ!いやーオレ英語全然ダメなんっすけどね!留まる所を知らないオレのハッブとレナード愛!しかしいつ読むのかは全くの謎だ!?

「ムーチョ・モージョ」 ハップとレナードシリーズ (2) ★★★★

ムーチョ・モージョ (角川文庫)

ムーチョ・モージョ (角川文庫)

地獄のような七月の暑さの中、ハップとレナードは、死去したばかりのレナードの叔父チェスターの家を掃除していた。しかし室内が片づくにつれて、汚れた秘密が姿を現す。腐った床板の下で見つかったのは、ポルノ雑誌に包まれた子どもの骸骨だった。警察に通報しようとするハップをレナードが止める。「誰かが叔父貴を殺人犯に仕立てようとしているんだ」―そして二人の独自の捜査が始まった。東テキサスのやけどしそうな太陽の下、徐々に明らかになっていく醜悪な真実とは…。ジャンルを超越した異才が放つ各方面絶賛の怪作。

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「バッド・チリ」 ハップとレナードシリーズ (3) ★★★★★

バッド・チリ (角川文庫)

バッド・チリ (角川文庫)

沖合油田の仕事を終え、意気揚揚と家に戻ったハップ。しかし町では悪友のゲイ、レナードが恋人ラウルとの破局を迎えていた。トラブルの予感…。案の定、すぐにラウルの新恋人が死体で発見され、レナードが容疑者に。だが友を救うためとはいえ、ハップは法律を曲げたりはしない。例によって、踏みつけることにした―。ワケありの看護婦ブレットとのロマンス、謎のチリ・キングの暗躍、超ド級の竜巻の襲来、累累と積み重なる死体、睾○を襲う電気ショック…。有害図書指定へ向けシリーズ最高のテンションで飛ばす問題作。

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「罪深き誘惑のマンボ」 ハップとレナードシリーズ (4) ★★★★★

罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)

罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)

KKKが支配するテキサス東部の街グローブタウン。この街で黒人の獄中自殺事件の真相を探っていた美人黒人弁護士フロリダが失踪した。「彼女も殺されちまったのか?」最悪の事態を憂いつつ、ストレートの白人ハップとゲイの黒人レナードのコンビは、警察さえも手出ししない狂気の街に乗り込む。人種差別者の巣窟で二人が出会うのは、役立たずの警察署長、サディスティックな街の名士に、リンチ好きな街の住人たち。記録的な豪雨と雷鳴の中で二人が目にした事件の真相とは…ダーク・サスペンスの大家が放つ戦慄の怪作。

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「人にはススメられない仕事」 ハップとレナードシリーズ (5) ★★★★

人にはススメられない仕事 (角川文庫)

人にはススメられない仕事 (角川文庫)

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、夜毎クラブの用心棒をしつつ、親友レナードと恋人ブレットの好意に甘えて生きる毎日。だが安穏な日々は続かない。気づけばハップは、売春宿で賑わう危険な町フーティ・フートへ繰り出す車に、レナードらと共に乗り込んでいた。すべてはブレットの娘、ティリーを売春宿から救うため。やたらと態度のでかい赤毛の小男や、バイク乗りのギャング団、冷徹な殺し屋どもを相手に、ハップとレナードの奮闘がまた始まる。益々過激さを増すMWA受賞作家のライフワーク最新作。

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「テキサスの懲りない面々」 ハップとレナードシリーズ (6) ★★★

テキサスの懲りない面々 (角川文庫)

テキサスの懲りない面々 (角川文庫)

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、鳥肉工場の見張り番として日銭を稼ぐ毎日。ある日、暴漢に襲われた娘を助けると、彼女はなんと鳥肉工場のオーナーの娘と判明。礼として大金と休暇を与えられたハップは、悪友レナードを誘いカリブ海クルーズへと繰り出した。だが、そんな幸運が続くはずもない。船に乗り遅れてメキシコに取り残された二人は、悪徳警官たちの襲撃に遭い、老漁師とその娘のトラブルに巻き込まれ、マフィアに目を付けられる羽目に…。最大のピンチにテキサスの仲間たちが大集結、かつてないスケールでおくるシリーズ最新作。

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「ババ・ホ・テップ 現代短篇の名手たち 4」

現代短篇の名手たち4 ババ・ホ・テップ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

現代短篇の名手たち4 ババ・ホ・テップ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

エルヴィスは、生きていた。30年前に心臓発作で死んだのは替え玉で、本人はここ、テキサス州の老人ホームで、老いた体をベッドに横たえているのだ。怠惰で目的のない日々がひたすら続く、そんなおり、彼はホームの中を超自然的生物が徘徊していることに気がつく。燃えるロックンロール魂がよみがえった! キング対怪物の対決や、いかに? 奇想天外にして感動の表題作をはじめ、テキサスの大巨匠が叩き出す渾身の12篇!

ランズデールの短編集だがこの中に「デス・バイ・チリ」、アンドリュー・ヴァクスとの共著で「ヴェイルの訪問」の2作のハップとレナードシリーズ短編が収録されている。ただ作品の出来はファン・サービス程度のものであまり期待しない方がいいかも。そのかわり他の作品が超弩級なので、ランズデールの作家としての手腕の程を知る入門編として優れた短編集である。オレの日記での感想はこちらで。