セルビア産ゾンビ映画『ゾーン・オブ・ザ・デッド』はなかなかに珍品だったぞ

■ゾーン・オブ・ザ・デッド (監督:ミラン・コニェヴィッチ&ミラン・トドロヴィッチ 2009年イタリア・スペイン・セルビア映画)


珍しいセルビア産のゾンビ映画です。政府が極秘にナニしていた緑色のガスがソレして町中みんなゾンビになっちゃったよ!というよくあるアレなストーリーです。なんだかシャチホコばった演出やクサイ台詞、華の無い出演者、ちょっとダレちゃうシナリオなどセルビア・ローカルなB級臭満載なんですが、逆にこのセルビア、というロケーションがイイ味を出していて見た目的に新鮮でしたね。セルビア俳優の濃いい顔がまた味わい深いです。物語冒頭の「NATOと合同演習中」という設定も東欧のきな臭さを感じさせます。
ゾンビ設定に独自路線を打ち出しているところも面白い。ガスによる第1次感染者は俊敏でリーダー格、噛まれてゾンビになった第2時感染者は動きの遅いノーマル・ゾンビなんです。さらに第1次感染者の命令を待つため休眠する第2次感染者ゾンビ、というのも不気味でイイ。この辺はキングのホラー小説『セル』を思い出しました。
そこここにロメロ・オマージュがまぶされているのもファンには楽しめるでしょう。『クレイジーズ』を思わせるガスマスク+白の防護服もいいし、「どこに行こう?」「ショッピング・モールに立て篭もるというのはどうだ?」とか「地獄が一杯となった時、死者が地上を歩きだす」なんていう会話にはニヤリとさせられるでしょう。変なランボー野郎が活躍したり、"二挺拳銃横っ飛びぶっ放し"という笑わせるアクションなんかも微妙に珍味で嫌いじゃなかった。
それと『ゾンビ』でSWAT隊員を演じたケン・フォリーが堂々主演を張ってるところも嬉しいですね。まあ昔はこんな精悍だったのが

こんなになってますが。そうだよなー『ゾンビ』ってもう30年以上の映画なんだモンなあ。

●(おまけ)みんなで楽しくゾンビ映画を観よう!

まあ大人数でゾンビ映画を観る事があるかどうかは別として、ゾンビ映画を観ながらゲームをしよう!という提案です。
・まだ誰も観たことが無いようなゾンビ映画を用意する。ゾンビ映画はB級作品がゴマンと存在するから用意には困らないと思う。
・主要な登場人物が出揃ったら「最後まで生き残る人物」と「ゾンビ化して仲間にブチ殺される人物」を予想する。
・映画を観る。
・勝った人はみんなにゾンビっぽく甘噛みされる。
・「甘噛みしたいからわざと負ける」という手もアリ。
・正解者が多数の場合・無しの場合はみんなで甘噛みしあう。
・基本は甘噛み。
・オプションとして、「一番面白く殺されたヤツ・殺したヤツ」をみんなで決めるというのも楽しい。
・その時もとりあえず甘噛みし合う。

■ゾーン・オブ・ザ・デッド 予告編


ゾーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

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