映画『デルタ・フォース 俺たちスーパーソルジャー!』はトレホ愛を存分に満足させる映画だった!

デルタ・フォース 俺たちスーパーソルジャー! (監督:C・B・ハーディング 2007年アメリカ映画)

■3バカ大将のお出ましだ!

日本未公開DVDスルーバカ映画『デルタ・フォース 俺たちスーパーソルジャー!』を観たのである。果てしなく『トロピック・サンダー』のパチモンを思わせる煽り文句とDVDジャケで一瞬不安にさせるが、これがなんと意外に見っけもんの作品であった。そしてこの作品、あのダニー・トレホが山賊の親玉役でガンガンに顔を出しているのだ!こりゃ観なきゃだね!

物語は何かの間違いでイラクに派兵されることになってしまったおっさん3人組が主人公。このおっさんたちが惚れ惚れするぐらいダメダメな負け犬連中で、やる事なす事ヘロヘロのグダグダ。そしてこの3バカ大将、イラク行きの飛行機に乗ってる最中あれこれあって寝床にしていたジープごと外に放り出された!目が覚めて「イラクに着いた!戦場だ!」と色めき立つ3バカ大将、ジープでとある村に辿り着くが、なんと村は山賊どもに襲われているではないか!「テロリストを排除だ!」とばかりに山賊どもを蹴散らし、村人たちから熱烈に歓待を受ける3バカ大将、「イラクって…いいところじゃね?」とニンマリするが、この3人のバカは知らなかった、ここが実はメキシコだということを…。

■そしてバカが行く!

単なるバカとはいえ仮にもアメリカ軍の軍服を来た連中が他国のメキシコで突撃銃をバリバリぶっ放す!というわけだから実は相当アブナイお話だが、当人たちは「これはいいことなんだからいいんだよ!」と適当な所で納得し、かくして山賊団と3バカ大将の戦いの火蓋は切って落とされるのだ!それにしても、兵隊コメディというジャンルはあることはあるが、こうしてイラク戦争を引き合いに出しながらもコメディを作っちゃうところが「戦争をしていない事が無い国」アメリカだよなあ、と妙なところで感心した。映画の内容にイデオロギッシュなものなど勿論ないよう、ではあるけれど、「それぇー!3バカ大将突撃だぁー!」とやっちゃうバカ3人にアメリカそれ自体が被さって見えないことも無い…がそれがテーマということも無い。

映画の内容はこのテのバカ映画の黄金パターンを踏襲し、「俺たちサイテーのバカだけどやるときゃやるんだよ!いつまでも負け犬なんかじゃないんだッ!」とバカの割に獅子奮迅の大活躍をする、というものだが、こういう映画が大好きなオレも、「そうそう!オレもノータリンのバカだけどいつかこうしてやってやるのさ!いつになるかは皆目分かんないけど!」とどこまでも感情移入して観てしまうのである。即ちバカ映画の魅力とはバカを笑うことにあるのではくバカが自らのバカを肯定する為の装置だということなのだ!いやあ、バカ映画って、ほんっとうにいいもんですねぇ〜〜(水野晴郎風に)!

■トレホ神降臨!

とまあバカ3人の勘違いパワーが炸裂し、なんだかドリフを思わせるようなドタバタが展開、オカマ山賊の血も凍る拷問にビビリ、バカ3人と共にメキシコに落とされ事あるごとにお約束のように酷い目に遭う黒人軍曹が笑わせ、メキシコといえばコレ、ルチャリブレ!の戦いが披露され、さらにメキシコ美人との嬉し恥ずかしラブストーリーまで盛り込まれ、ラストは盛大にドンパチするも誰も死なないという、いやあなかなかに楽しませてくれる映画でありました。しかしこの映画の本当の華、そう、それはあのダニー・トレホ!メッチャ怖い顔をしたハリウッドの名バイプレイヤーなのだが、オレはこの人が大好きでねえ…。ってか最初トレホ出演の映画観た時本当にインディアンの人だと思ってたもんなあ。

今回のこの映画では山賊の首領役として睨みをきかせまくってますが、なにしろコメディ映画なので積極的に笑いを取りに行ってます!だいたいその首領の名前がカルロス・サンタナで、「え?あのカルロス・サンタナ?」と聞かれる度に「オレをあんなギター弾きと一緒にするんでねえ!」とブチ切れるというギャグを連発しまくっております!さらになんと、トレホさん劇中で歌声まで披露!これがまた顔に輪を掛けたコワイ歌声!トレホ・ファンはこの映画を絶対見逃すな!!
●君臨するトレホ!

●吼えるトレホ!

●憤怒のトレホ!

●銃撃トレホ!

●笑うトレホ!

●歌うトレホ!

●なんか芸してるトレホ!

■DELTA FARCE Trailer


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