そんな毎日だった

  • ネタも無いので日記を書くことにするがそもそもこの日記はもともと日記なのでネタが無いから日記を書くというのも考えてみればよく分からない話である。
  • あとネタが無い事をネタにするのはどうにもみっともない事なので禁じ手にしたいのだが今この日記を書いている自分にとっての最重要項目は"ネタが無い"ということである以上それを書かないでいるという事は自分を偽っているような気さえしてやはり書いてしまうのだという魂の叫び。
  • いや別に叫んでないけど。
  • オレの勤めている会社が7月1日をもって別会社と合併となり先日はその祝賀会に参加するため1年数ヶ月ぶりに背広というものを着て出かけたのである。
  • オレはいつもは私服通勤なのな。以前も日記に書いたことがあるけど、夏場でも背広&ネクタイ着用という仕事は絶対出来ないだろうナアと思って背広着なくていい職種を選んだオレなんである。あと通勤時間が短い場所というのも基準だったな。
  • オレはこういうことで自分の人生を決めてしまう人間なのである。
  • さてその滅多に着ない一張羅の背広に祝賀会場で早速食べこぼしの染みを作ってしまうオレであった。迂闊であると同時に食べこぼしが出来るほど激しく料理を食いまくっていたという意地汚いオレの姿を想像することができるであろう。
  • 料理は立食であったがあとで同僚に聞いたら「FUMOさん皿片手に会場徘徊しまくってましたよ」ということであった。餌を求めてうろちょろする動物のようであったことであろう。オレがどんだけ食い意地が張っているのかが伺える心温まる逸話ということができよう。
  • 人間食ってナンボなんだよッ!
  • その後会場を抜け出し相方さんと落ち合う。「珍しく背広を着たカッコイイオレを見てくれ!」という目論見だったのであるが、相方さんの感想は「ふーん」であった…。
  • 「やさぐれてやる!やさぐれてやる!」オレは梅雨時のどんよりと曇った夜の空に叫んだ。
  • 「はいはい。わかったからわかったから」相方さんは興味無さそうにそう呟いた。
  • そして今日は呑みすぎたのかなんだかやる気が無くて、出勤したのはいいが駅から出ると会社とは反対方向に歩いてみるオレである。やはりちょっぴりやさぐれているらしい本当はナイーブでデリケートなオレ様なのであった。