連続な殺人者はマニアックなコップだった!?

■マニアック・コップ (監督:ウィリアム・ラスティグ 1988年アメリカ映画)

マニアック・コップ [DVD]

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"マニアック・コップ"とは「キチガイ警官」の事であり希少かつデザインがマニアックなアンティーク・コップの事ではない。なぜかオレの中では『ゾンビ・コップ』と一緒くたになっていた。1988年製作のこの映画、当時サンタクロースだの炭鉱夫だのありとあらゆる職業を殺人鬼に仕立てたホラー映画界が、次のターゲットとして警察官を選んだ、という映画だったのらしい。警察官が殺人鬼、というのもありそうでなかったということなんだろう。そういえばゾンビ映画もかなり末期的で、ストリッパーだの女子高生だのなんでもかんでもゾンビに仕立てるが、このスラッシャー/シリアル・キラー系ホラーもまだまだ主役殺人鬼の職業に開拓の余地がありそうである。と言う訳でいろんなマニアック殺人者を考えてみた。
・マニアック給食おばさん…殺人者は給食のおばさんだった!?次々にナニされて給食の材料になる子供たち!うわああこれ結構エグイかも。
・マニアックお天気お姉さん…「天気予報が当たらない」というクレームにブチ切れたお天気お姉さんは、一般市民を拉致しては感電・氷詰め・水責め・火責めで拷問し、「ほら雷よ!雪よ!雨よ!炎天下よ!」などとお天気にちなんだ殺戮を繰り広げる!
・マニアックおくりびと…納棺師のその男は自ら納棺する為に死体を作る!殺人者としてできるだけ惨たらしく肉体を破壊し、その死体を納棺師として芸術的に美しく整えることを至上の喜びとするのだ!いわばマッチポンプ殺人者。
・マニアックニート…「働いたら負けだと思ってますからああああ!」と叫びながら通勤帰りの会社員を雨の日も風の日も毎日一人づつ殺してゆくという、よく考えてみるとかなり勤勉なニート殺人者だ!しかし土日祝はきちんと休養するのだ。
・マニアック介護老人…ヤツは歩行器でやってくる!入れ歯や老人食、紙おむつや床擦れ防止マットを使った残虐で忌まわしい殺しがヤツの手口だ!高齢化社会を題材にした社会派ホラー!
・マニアックドッグトリマー…昼間は犬の毛を整えるドッグトリマー、しかし夜になると人を犬にトリミングするドッグトリマーへ変身する殺人鬼だ!彼は人の手足を第2関節から切断して"人犬"化させ、「可愛いわんちゃんになったねえ」と言いながら死ぬまでいたぶり続けるのだ!
・釣りマニアックSANPEI…釣りキチが嵩じて人体釣りを始めたSANPEI!釣竿・釣り糸・釣り針・魚篭を使ったテクニカルな殺人がお得意!勿論殺した後は魚拓ならぬ人拓作成だ!ってかTVの映画CMでキチキチ連呼して大丈夫なのか?
・マニアックアンパンマンアンパンマンとは名ばかり、実は頭がマカオ名物八仙飯店之人肉饅頭になっているという人肉饅頭マンだ!屠った人間を饅頭にして頭に詰め、またそれを人に食わすのだ!
・マニアックデブ専プリキュア…血に飢えたサムソン系デブ専のむさくるしい男ども14人が、彼らの愛するプリキュア・オールスターズ14人のコスプレをして夜な夜な一人歩きのデブに集団で襲い掛かるという、世にもおぞましい物語だ!勿論「みなぎる勇気!」「あふれる希望!」などの決めゼリフを連呼しながら哀れなデブを血祭りにあげるのだ!
・マニアックカルト宗教…カルトといえばガイアナ人民寺院やオウムを連想するが、これは諸星大二郎の「生命の木」に登場する東北の隠れキリシタンらが主役である。救世主である善次は「じゅすへる」とその子孫を「いんへるの」から救うのだが、彼らは「おらといっしょに"ぱらいそ"さいぐ」事が出来ずに地上に溢れ、そのままゾンビと化して人々を齧り殺しまくるのである。そして人類は全て「じゅすへる」の子孫になってしまい、みんなで永遠に「わしもつれていってくだせ わしもつれていってくだせ」とわめき続けるのだ。
・マニアックはてなダイアラー…「お前の体にスターを刻んでやるぜ!」とか「お前のハラワタに身の毛もよだつようなブクマコメントをしてやるぜ!」とか言いながらはてなダイアラーを次々と虐殺してゆく殺人鬼!勿論犯人の正体は増田だ!お供に犬のしなもんを連れているぞ。

…ええと、特にオチはありません…。