お正月はXbox360ゲーム三昧なのであった (その1) 『Fallout 3』『プリンス・オブ・ペルシャ』

Fallout 3


核戦争後の未来を舞台にしたFPSアクションRPG。主人公は閉鎖的なシェルター社会から父を探す為に逃亡し、荒廃した世界を冒険することになる。一人称視点や戦闘のスタイルからFPSぽいのだが、経験値の概念があり細かなスキルの割り振りによりプレイヤー好みのキャラに成長させて物語を進めることが出来る。戦闘はFPSのように撃ちまくることも出来るが、V.A.T.S.というシステムを使うことにより、相手の肉体の部位を特定し攻撃することでより効果的なダメージを狙うプレイスタイルのほうが主体になるだろう。このV.A.T.S.を使った戦闘スタイルがなにしろ新鮮。ゲーム進行は自由度がかなり高いということだが、確かに最初シェルターから出た後は何をすればいいのか判らず面食らった。NPCとの会話も最初かったるくて、「RPGはオレに向いとらん!」などと逆ギレ、ミッションと何の関係も無く近くの廃墟に入り込んでは盗賊どもを皆殺しにするプレイに没頭。だがあまりにも相手がカタイ為、やはり近くの町に行きお使いをこなして武器と装備を整えることに。そうやって聞き分けの良い何でも屋に徹していたら、ジワジワとその世界観に魅了され、現在今一番ハマってるゲームとしてヘビープレイ中で、会社から帰ってきたらずっとやってる有様・・・。なにしろ廃墟と瓦礫ばかりが続く朽ち果てた世界を一人さまよう、この侘しく冷え冷えとした孤独感がいいのよ。そうして荒野を巡りながらいつしか世界最強の戦士になって地上を這いずり回る虫けらどもを全て血の海に沈めてやるわ!

プリンス・オブ・ペルシャ


SFC版の『プリンス・オブ・ペルシャ』は結構お気に入りのゲームで、アクションゲームが壊滅的にド下手なオレがなんと1年も掛けてクリアしたというソフトである。ライフを増やす裏技使ったけどな…。しかしその後PC版やPS2版の続編を買ってみたもののどれも冒頭で挫折、「もうオレにはこのタイトルをクリアすることは不可能なんだよな…」などと暮れなずむ夕日を見ながら滂沱の涙を流したものである。その『プリペル』がXbox360で帰ってきた!?しかもグラフィックを大幅にパワーアップして!?これに挑戦しなければ一生の不覚とばかりに再挑戦することとなったのだ。今回の『プリペル』の特徴は何と言っても”ゲームオーバーが存在しない”、これに尽きるだろう。岩山から転げ落ちても一緒に行動する少女エリカの不思議な能力であ〜ら不思議、もとの位置に戻されるのだ。このいつも一緒のエリカと助け合いながらの行動はどこか傑作ソフト『ICO』を思わせるものがあった。しかし主人公…岩山を跳躍ししがみ付きワシャワシャと伝っていく様は何故か猿のように見えてしまう…。オマエなんでそんな身が軽いんだ!?

プリンス・オブ・ペルシャ

プリンス・オブ・ペルシャ