SFTVドラマシリーズ『GALACTICA/ギャラクティカ』が熱い!


現在オレがドップリハマりまくっているのがこの米SFTVドラマシリーズ、『GALACTICA/ギャラクティカ』である。
実は【起:season 1】DVD-BOX 1はオープニングからオーソドクスなSF作品の造りをしすぎていて全然新鮮さが感じられなかったんだよな。「こんなSFプロットは70年代で終わりだろ?」とかな〜り退屈していたんだよ。しかし【起:season 1】DVD-BOX 2に移るとじわじわと製作者がこの作品で描きたかったコンセプトが浮き上がって来て、「まあまあやるじゃない?」ぐらいに思いはじめていた。そして!【起:season 1】ラストでいきなり衝撃の展開と見事な引きで物語は【次回へ!】となるんだ!これにはやられた!まさしく【起:season 1】篇は始まりに過ぎなかったんだね!
続く【承:season 2】DVD-BOX 1は【起:season 1】篇の物語ラストの混乱と衝撃を引き継ぎ怒涛の展開がどこまでも続く!(詳しく書けないのが辛い!)この物語展開の腰の強さはかなり練り上げられた脚本が最初からあったればこそ可能だったのだろう!最初はありきたりな性格設定が配された登場人物たちが物語進行につれてどんどんダイナミックに考えや行動を変え、敵役でさえ物語当初の印象を変えてゆくところなんかにも脚本の巧さを感じたな!
そして紆余曲折を経て混乱がやっと収まり、やれやれと一安心して油断させておいて、【承:season 2】DVD-BOX 1ラストでまたもや「その展開は想定外だったわ!」と度肝を抜かれる急転直下の大事件勃発!ぐわあああああこのあとどうなるの!?どうなるの!?とやきもきさせたまま物語は1月23日発売の【承:season 2】DVD-BOX 2へと続く!!!もう待てねえ!発売日まで待てねえ!実はこの【承:season 2】DVD-BOX 1ラストのエピソード「ペガサス」はシリーズ屈指の傑作として注目を集め、ヒューゴー賞のノミネートも受けたらしいんだね!
といった具合に実に素晴らしい・面白いSFTVドラマシリーズだよ!SF好きは全巻買って観やがれ!勿論SFらしい宇宙での戦闘シーンのVFXなどはよく出来ているけれど、それよりこの映画の本当の見所はSFでしか作りえない極限状態における人間同士の愛憎劇であるというところだと思うな。そしてそれは現実の世界情勢や社会の在り方をどこかで想起させるものがあるんだよね。それを架空の世界に構築し暗喩を導き出すところにこの作品のSFらしさがあるのではないかな。
それにしても今更知ったのだがギャラクティカ艦長アダマを演じるエドワード・ジェームズ・オルモスって、『ブレードランナー』でデッカードの上司ガフを演じた人だったとは!さらに調べたら日本映画『白昼の死角』『復活の日』にも出演してたとは!?さらにさらに海外版『風の谷のナウシカ』でミト役の声優もやっていただとぉ!?
(ゲッ。日テレ深夜枠でも放送が決定、昨日あたりに第1回目を放送したらしい。番組ホームページ

■BSG: Season 2 Montage

(何回観ても「うおおおおおお!!」と気分の盛り上がるシーズン2のモンタージュビデオ!)