人間は何を食べてきたか

人間は何を食べてきたか 8巻セット [DVD]

人間は何を食べてきたか 8巻セット [DVD]

この『人間は何を食べてきたか』はもともとNHKのドキュメンタリー番組だったんですが、スタジオジブリ高畑勲宮崎駿がこれを観て物凄く気に入ってしまい、これは自分のところの「ジブリがいっぱいCOLLECTION」で出さなきゃダメだ!とばかりに権利を買って、「ジブリ学術ライブラリー」としてDVD発売したものなんですね。

「人間は何を食べてきたか」は、'85年から'94年にかけて、NHKで放送された全4シリーズのドキュメンタリー番組。食べ物と人間の関係をテーマに、肉、米、麺、醤油、雑穀など、人類を支えてきた18種類の食物を取り上げ、それらの食物が育んだ様々な国や地方、文化、人々の生活を紹介する。
今回のDVD化は、放送当時から深く感銘を受けたという高畑勲監督、宮崎駿監督の意向もあり、スタジオジブリがDVD化権を取得して実現したもの。「ジブリがいっぱいCOLLECTION」に新設した「ジブリ学術ライブラリー」の第1弾シリーズとして発売する。
なお、各巻に特典映像として、高畑、宮崎両監督と番組制作者との座談会を収録。取材の舞台裏や、両監督が感銘を受けた部分を詳しく知ることができるという。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021125/buena2.htm

世界中のありとあらゆる地域と、そこに住む人々の生活、自然、歴史、文化に密着した《食》を検証することにより、『人間にとって《食》とはなんなのか』を追求したドキュメンタリーのようなんですね。

内容についてはこの辺が詳しいようです。
ほぼ日刊イトイ新聞 -人間は何を食べてきたか-

でね、今オレこのDVDがメッチャ観たいんですよ。なんというかねえ、オレは美味いもんは人並みに好きなんですが食道楽じゃ全く無いし、むしろ毎日会社から帰ってきたらコンビニだのレトルトだの寒々しい晩飯を適当に食っている程度の雑な男なんですが、そんなオレでもたまにあれこれネットで探してこれはと思う食い物屋に入って、そこでまともなものを食べると物凄くウメエなあと思うし、相方さんがひょいひょいっと作ってくれる一般的な料理を食べても、きちんと作った普通のもんもきちんとウメエやあ、と感動することは出来るんです。

別に贅を凝らした高級なもんや高価なもんを食べたいというのではなくて(たまには食べてみたいが)、真っ当な食材と真っ当な調理で作られたご飯は、それだけでも十分ありがたいもんだなあ、と思うんです。しかしじゃあ真っ当な食材と真っ当な調理に行き着くまでの歴史とか文化はどんなだったのだろう?今や日本にいながら世界のどこの国の料理でも食べられるけれども、その食べ物のアイデンティティというのはその国の風土の中でどうやって形作られたんだろう?なんてえことをちょっと考えたりするんですよ。

オレが一見ゲテもの風のものやエスニック風のものが好きだったりするのは、そういった食べ物のほうが、より不思議だしファンタジックだからなんですね。食べたことの無いものを食べてみたい、というのは、知らない文化を体験してみたい、ということでもあると思うんです。それが口に合うとか合わないということよりも、こういうものを普通に食べている文化があり人々がいる、というのを想像するのが楽しいんです。なんだかDVDの話から逸れちゃいましたが、そういう食いもの文化人類学みたいな部分で、このDVDを観てみたかったんですね。

でもね…このDVD、全8巻あり、セットだと定価で¥39480もするんですよ!アマゾンでも¥31584!やっぱり買ったら高いよなーでも観たいよなー。ツタヤあたりでレンタルあるのかも知れないけど近所に無いんだよなあ…と思って調べたらネットDVDレンタルのぽすれんで全巻レンタル出来るじゃないですか。おおこれは会員登録するべきか!?と思ったオレにもう一つの障害が!み、観る時間があるのか…!?

※余談。ジブリでは宮崎駿製作のドラマCDなんていうのも出ているらしいですねえ。

宮崎駿の雑想ノート -バーチャルサウンドラジオドラマ-
アニメ映画監督・宮崎駿の、雑学と妄想が融合した超趣味的メカ・ファンタジー、待望のCD化!
人間と兵器が織り成し、歴史のはざまに消えた狂気の情熱を描く、珍無類なる戦史ドラマ!!
http://www.tkma.co.jp/tjc/ghibli_records/main/note.html#01

とのことですが。面白いのか?