日記の鬼

習慣なのか惰性なのか楽しいのか厭々なのか、とにかくこの日記を書くことを決まりとしてしまっているので、なにかと齟齬も出てくるものなのである。
最近相方と過ごす時間が増えているが、それでも日記を書かねばならないと言う義務感はようとしてあるのだ。
だからなんと、相方の部屋に行ってもちょっと時間を見つけては相方のパソコンを拝借して日記を書いているのである。
さらに相方がオレの部屋にいる時も、「ちょっと本でも読んでてくれる?」などと告げると、横でカシカシキーボード叩いて日記を書いている始末だ。
それでもやはり、せっかく一緒にいてくれてるのにそれを無視して日記書いてるのも悪いなあ、と思い、相方と会っていても一旦自分の部屋に帰って日記を書き、だいたい書き終わったらまた会いに行く、なんてことまでやっていたりする。
しかし常々思うのだが…なんでそこまでしてこんな弱小日記を書かねばならないんだ…。
相方に「日記と私とどっちが大事なの!?」とふざけて言われたことがあったが、マジで一瞬答えにつまり、「い、いや勿論君に決まってるじゃないか!」ととっさに答えたものの、その一瞬の逡巡に敏感に気付いた相方がドンビキしていたという悲しい逸話も残されているぐらいだ。
全く何が悲しくてこんな事を…。と言いつつ相方のもとから帰ってきて自分の部屋でそんな日記を書いているオレである。相方スマン…。あとでビール持ってくからユルシテ。