怪しいはてダ隊プチオフ・雪が降ろうが矢が降ろうがオレは食うぜピザを食うぜ何故ならオレはイタリア系伊達ワルだからなんだぜ!@関内シシリア

という訳で昨日の夜はみぞれ雪の降る中、女子二人を引き連れて関内までピザを食いに行ったオレである。この日来てくれたのはぱせよさんとねむり姫さん。両手に花でピザを食う。旨いピザと素敵な女子を愛する《イタリア系伊達ワルレジェンド》のこのオレ様にとってまさに至宝のひと時である。ああ素晴らしき哉、我が人生。
しかし駅で待ち合わせ取り合えずお店の場所を確認しようと歩き始めたら、場所をすっかり失念している。会社帰りにお店に赴いて予約を取ったから憶えているはずだと思っていたが、あまりの寒さに脳細胞が瞬間冷凍して使い物にならなくなってしまったらしい。雨そぼ降る中傘差す手も凍えるこんな日に、うろうろと関内駅前を連れ回され女子二人はさすがに目が三角になってきた!こりゃまずいと思って謝ろうとしたら口までも寒さで固まってしまい、「あもふまへん」などと入れ歯を無くした爺さんみたいな情けないフガフガ声しか出ないではないか!《イタリア系伊達ワル》の筈だったのに…筈だったのに…。
取り合えずファミレスに入って暖かい茶をしばき仕切り直し。ちょっとづつ脳が解凍されてきたらしく場所を思い出し、予約時間ギリギリになんとか予約を取ったピザ屋に到着。カウンター席に通されてメニューと睨めっこしたが…「クァットロ・フォルマッジ」だの「フルッティ・ディ・マーレ」だのカタカナで書かれているにも拘らず何のピザなのかさっぱり分からねえ!オレの知ってるピザは「ドミノ・デラックス」とか「ピザーラ・ライト」とかいう名前のピザなんだッ!《イタリア系伊達ワル》の筈だったのに…筈だったのに…。「わっはっは。ここは君たちの好きなものを頼みたまえ!」おおっとフモさんお得意の現状放棄お任せコースが炸裂だ!そうして「君たちねえ、プロシュートとパラシュートは違うんだよ?」などと面白くもなんとも無い親父ギャグを空回りさせながら、女子たちの頼んだものをさも知ったように食っていたオレ様だ!
だいたいこの日は《イタリア系伊達ワル》を強調する為にワインなんぞ飲んじまったからな。だけどワインつったって要するにブドウ酒だろ!梅酒といったい何が違うんだっつーの!赤いのと白いのがあるからって偉そーなこと言ってんじゃねえ!赤いのと白いのだったら日本にだって紅白歌合戦という国民番組があるんだから負けちゃいないんだっつーの!…などと慣れないことをしたばっかりに頭が既に暴走状態になり訳の分からないことをほざいているオレである。田舎もんの開き直りほどこの世で見苦しいものは無いんである。しかしこの辺で女子二人がコスメ話なんぞを始めたので取り合えず一人心を落ち着けようとしたオレである。
暫らくすると、テーブル席が空いたので移動できますよーと店の方にテーブルに案内される。カウンターより一段低いテーブルに座って店を見回すと、雪交じりの天気で午後も9時を回ったぐらいだというのに、20席あるというお店は全て満席である。客層はオサレな格好をした若者ばかりで、やはり非常に人気のあるお店なのらしい。ピザも暴走気味に結局3枚頼んでしまったぜ!ナポリ風の釜焼ピザは生地がもちもちしていて実に旨かった。宅配ピザみたくあんまりごちゃごちゃトッピングしてないのもあっさり食べられる秘訣だな!ピザ好きな割にはちゃんとしたところでピザ食ったことなかったんっすよ!しかし今回このお店に来れたので堂々とピザが語れるぜ!お店を選んでくれたぱせよさん、イタリア語を解説してくれた姫さん、どうもありゃーっす!これで真の《イタリア系伊達ワル》を極めんとするオレ様の野望に…また一歩近付いたッ!そうして一人訳の分からない方向で納得し、この日はお開きとなったのである。

PIZZA+BAR SISILIYA