無頼派にも大晦日はやってくるのだ

そう。やさぐれていても呑んだくれていても大晦日はやってくる。そして悔恨と恥辱を諦念でグツグツ煮込んだ《無頼派鍋》が今年もイッチョ出来上がりという訳である。肩で風切り天に唾をしスーパーで値引き品を探す無頼派のこのオレ様の年末はいかほどのものであったのであろうか。
まず会社が冬休みに入ってから、ぬぁんと今まで溜めに溜めていた未クリアゲーム3本をクリアした!まさに鬼神の如きゲームプレイである。冬休みのうちにあと2本クリアするという見果てぬ野望を抱いていることもここで告白しよう。しかし、3本クリアした、と喜んで早速ネットで新作パソゲー3本注文してしまったオレである。やるよ!やるさ!やってやるのさ!
年賀状は早くに作って出していたからこの休みには余計な時間を取られる事が無くて助かった。いつも大体年末30日頃に書いて出していたんである。これは大きな躍進である。ま、何でこんなに早かったかと言うと、年々出す相手の数が減っていってだな…今年は簡単に済んでしまったのだよ!
今日は早起きして洗濯と掃除である。掃除は部屋を丸く掃くだけだが、それは手を抜いているのではなくて本当に丸い部屋に住んでいるからなのである。…いや、ホントだよ。ホントだってば。ホントに真ん丸の部屋なんだってば!…足場がな…。
そして合理的極まりない、別名”いんちき”とも呼べる掃除を終わらせた後、夕飯の買出しに横浜そごうへ行ったのである。そして「大晦日なんじゃ!大晦日なんじゃあゴルアアアア!」とばかりに目ん玉飛び出そうな値段のエビを買ってしまい、肩で息しながら青い顔で帰ってきたオレである。定食屋で食うラーメンより高かった、とここでは言っておこう。比較対象が定食屋な所にオレのつましくしょぼい日常生活の片鱗が見え隠れしているともいえよう。そう、無頼派とはリアリズムなのである。
最後にひとっ風呂浴びて今年の垢を落とし、こうして新年が開けるのを待つばかりである。今年はおおむね良い年だったのではないかと思う。いや勿論これは日記読者の皆さんがボクを常日頃応援し支えてくれていたお陰だヨ!皆さんあっての日記だからネ!…などと見え透いたへつらい言葉を書き連ねて、来年もなんとか日記読んでもらおうと考えている必死なオレである。「最近あの日記必死っぽくねえ?」「そうそう。なんか必死でさあ。シラケるんだよねえ」という声が聞こえてきそうである。
そんなこんなで今年もお終いである。恥の多い人生でした。恥の多い日記でした。でもこれからも恥をかいていくのでありましょう。来年も恥ずかしい日記で居続けたいと思ってます。ええ、開き直りです。ヤケクソ…とも言えるかもしれません。ただ一ついえることは、来年もとりあえずやるらしい、ということであります。これに懲りず、またお付き合いしてくだせえ。
今年もありがとう。来年もよろしく。そして、「メモリの藻屑」は元旦より営業致しております!