最近聴いたCD

■HALFWAY INTO THE WOODS / THE MARCIA BLAINE SCHOOL FOR GIRLS

Halfway Into the Woods

Halfway Into the Woods

Static Cravan, Benbecula, Awkward Silenceなどから7", 12"をリリースしてきたグラスゴー出身の3人組、The Marcia Blaine Schoolの初のフルアルバムがHighoint Lowlifeからリリースです! 時にヴォーカルも交えた上方で表現されるメロディーなどはアコースティックなサウンドも取り入れてはいますが、ビートが非常にアグレッシヴで、ヒップホップからテクノ、ブレイクビーツなど、荒削りな感じがかえって良い!
http://www.warszawa.jp/cgi-bin/mailmagazine/index.cgi

エフェックス・ツイン第2世代。メランコリックで美しいシンセサイザーのメロディーにドリルン・ベースを思わせる硬質で痙攣的なメタルビートが被さる。オレはテレフォン・テルアビブの音を連想したな。曲によってはアンダーワールドを思わせるボーカル曲もあり、単にアンダーグラウンドなだけではないポテンシャルを感じる。

■FABRICLIVE 32 / TAYO

Fabric Live 32

Fabric Live 32

ロンドンの最先端音楽の発信地FABRICの長寿MIX CDシリーズに、ロンドン・ブレクビーツ・シーンきっての名DJ、TAYOが登場。予想を遥かに超えて素晴しいです! 後半はDMZやSKREAM、そしてROB SMITH新曲(!)などDUBSTEPも取り入れていますが、前半〜中盤にかけての独特な展開が「こんなの待ってた!」と叫びたくなるような良さ満載。ブレイクステップ風のバウンシーで小刻みなステップと、DUBSTEPGRIMEバイリ・ファンキ×ジャングル、ドラムンベースに共通の重低音ベースを次々に織りまぜて、しかもそのどれもが一癖あるユニークなトラック。
http://www.discshopzero.com/item/dubstep.html

ブレイクビーツダブステップ系の音を多数コンパイル。レゲエ/ダブから進化した鋭角的なリズムギターと地響きのような重低音ベースが緩急自在なリズムを刻み、ラガボーカルがそれを煽る。ドラムンベースからさらに進化しさらに混沌としたブレイクビーツの応酬が楽しい!今最も旬な音源なのではないかな。

■MY SOL DARK DIRECTION / SUBURBAN KNIGHT

My Sol Dark Direction

My Sol Dark Direction

URに名を連ね、Derrick Mayのレーベル、Transmatからも作品をリリースしていたSuburban KnightことJames Pennington。本作は過去発表された(一部では伝説となっている)シングルに新曲を加えた、1stフルレンスアルバムにしてベスト的内容の作品。裏デトロイトテクノ、といわれるその音は、ダークでエレガントでハードと、絶対一緒になりえないような水と油みたいな関係の音を同時に聴かせてくれるデトロイトテクノの真髄が詰め込まれている。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~albarn/04mar.html

最近DARK ENERGY名義のニューアルバム『COLLIDED ENERGY』をリリースしたJames Pennington、こちらはSuburban Knightの名義による2003年発表のアルバム。メランコリックかつダークな展開を見せるデトロイト・テクノ。数々の名曲が収録されJames Penningtonの非凡な才能をうかがわせる良作である。


■JENNA G / FOR LOST FRIENDS

For Lost Friends

For Lost Friends

プロデュースにはShy Fx, Zinc, Nu:Tone, A sides, Friction, A.I., Total Scienceらを起用!彼女の熱いソウルフルな歌声とバイブはドラムンベースのエネルギッシュなグルーブと完璧にマッチ!シーンの歴史に残る名曲、'Mid Night'で一躍脚光を浴びる事になったJernna G。このアルバムで彼女の魅力を100%楽しめるようになっています!そして、既に世界中のドラムンベース・パーティでアンセムと化している'In Love'を始めビッグ・チューンをずらりと収録。ボーカル物ドラムンベースを探しているならこれは必聴盤です!!
http://www.clubberia.com/Release/Detail/?id=1287

JENNA Gの女性ボーカルを中心としたドラムンベース。ハードさは無いがボーカル物ということで聴きやすい展開となっている。ドラムンベース界のアイドルとして活躍しちゃってください!

■HOSPITAL MIX 5

Hospital Mix 5: Mixed by London Elektricity

Hospital Mix 5: Mixed by London Elektricity

CYANTIFIC & MATRIX、Q PROJECT、LOGISTICS、LONDON ELEKTRICITYといったHOSPITALの常連アーチストを集めたMIXCD。London ElektricityのTony ColemanがMIXを務め、未発表音源を多数収録。相変わらずのメロディアスなHOSPITAL節が聴けます。

■CRUISER / PENTAGON

REVELATION:PENTAGON

REVELATION:PENTAGON

UK "Front Line"からリリースされた一連の作品により世界中にその存在を知らしめる"PENTAGON"が初のアルバムをリリース!今回は今までの様々な海外レーベルからリリースしてきたヒット・シングルをコンパイルして自らDJミックスを施すというファンには堪らない仕上がりになっており、メロウで美しい高揚感溢れるリキッド・ファンクが存分に堪能できます。日本を代表するD'N'Bクリエイターの真骨頂!
http://www.cisco-records.co.jp/html/item/002/008/item135654.html

日本人ドラムンベース・アーチスト。若干音が綺麗過ぎるかな。このPENTAGONは最近LONDON ELEKTRICITYのTony Colman監修で発売されたジャパニーズ・ドラムンベースコンピレーションLondon Elektricity Presents The Future Sound Of Tokyoにも収録されていますね。

■SPINNER /BRIAN ENO & JAH WOBBLE

BRIAN ENOの映画サントラ用に作られたアンビエント作品に、JAH WOBBLEが演奏を加えた共作盤。JAH WOBBLEって何故かインテリ・ミュージシャンに愛されるのね。今回はあのENOとのコラボ。ENOは好きなんだがJAH WOBBLEの音ってどれをとってもとりとめが無く思い付きっぽいんだよなあ…。この予想できないところがインテリには新鮮なのかしらん。