ブルードラゴン (XBOX360)

ブルードラゴン(特典無し)

ブルードラゴン(特典無し)

ブルードラゴン》は元ファイナル・ファンタジーのプロデューサーであり現在ミストウォーカー代表として活躍している坂口博信が、キャラデザインにドラクエ鳥山明、音楽にFFシリーズの植松伸夫を迎えて贈るXBOX360ユーザー待望のRPGです。開発は“ブリンクス”シリーズのアートゥーン。なにしろこの面子ですから日本においては苦戦を強いられているXBOX360販売の牽引役として非常に期待されているソフトでもあります。《XNEWS(http://www.xbox-news.com/)》によると

12月09日 15件のニュース ブルードラゴン 初日の販売本数は約7万本?
XNEWSへの情報提供によると、12月7日に発売されたブルードラゴンの初日の販売本数は、本体同梱版を含めて約7万本だったようです。そのうちソフト単品では約4万3000本で消化率58%とのこと。これは平日である7日のみの数字なので、初週の売上げだけで国内市場のXbox 360 タイトルで最多になるのはほぼ間違いないでしょう。マイクロソフトの販売目標は20万本だそうですが、目標達成に向けてまずは順調な滑り出しといえます。

ということで、幸先の良い出だしのようです。まあ別にマイクロソフトの肩持つわけじゃないですが、ゲームするんならPS3なんかよりXBOX360で十分じゃねえ?Wiiって手もあるけど。基本的にSCE任天堂の寡占状態って面白くないから、これを機にブレイクしてくれれば良いなあと思うんですけど。


しかしハードの話ではなくてソフトなんだけどね。グラフィックはもともと鳥山のコミック調のものが元ですから、リアルで精緻なレンダリングとかしなくてもそれなりの形になるから製作楽なんじゃない?などと思ってましたがそうでもなかったらしい。なんとDVD3枚組ですよ。力入りまくってますよ。背景もエフェクトも綺麗だし、オブジェの質感がくっきりしていて、画面全体にいい具合に空気感があるのがいいですね。丸っこいキャラもやっているうちに気にならなくなってきました。


内容は少年少女が主人公になって繰り広げられる実にオーソドックスなRPGになっています。科学文明が失われて数世紀経ち、その失われた古代文明を復活させ悪さをしようとする悪玉がいて…という話ですが、面白いのは主人公達自身が剣や魔法で戦うのではなく、”影”の中から現れるドラゴンを使役して戦う、ということなんですね。最初に主人公たちは”光る玉”を飲まされてドラゴンを操れるようになるんですが、オレはこれ、ナノテクノロジーなんだと思いました。つまりドラゴン達はナノテク兵器なんではないかと思うんですよ。


システムも判り易く親切設計、レベルもサクサク上がりキャラスキルのカスタマイズの楽しみも用意されています。戦闘はフィールドにいるモンスターと接触する事で起こりますが、面白かったのはフィ−ルド上の複数のモンスターと一度に戦えるシステムですね。これ、うまくモンスター同士を誘導し、仲間割れを起こさせて戦闘を有利に持っていく、なんていうところが斬新でした。あと一度倒した弱いモンスターを戦闘することなく消し去る魔法とかもユニーク。そして案の定、ボスキャラは属性を見極めての戦闘、というところが坂口らしい。でも坂口博信はやっぱりRPG作りのセンスは悪くないですね。ネットでも坂口再評価の記事などをたまにみかけます。これからの活躍が楽しみですね。


という訳で、このブルードラゴン、年末のク○忙しいこの時期に、どこへも出掛けず部屋でズーーッっとやりまくっておりました…。早く年賀状書かなきゃ…。