君は”ホエド喰い”を見たか

昨日の晩飯はペヤングの「超大盛り焼きソバ」であった。…オレも安月給のサラリーマンとはいえ晩飯にカップ麺食わなければならないほど家計が逼迫しているわけではない。実は朝コンビニに寄って買い物をしたら福引があるので引けという。珍しい事に当たりだったのだが、その時の景品がこの「ペヤング超大盛り焼きソバ」だったのである。もとからカラッケツのオレの運がカップ麺如きで費え去ってしまったことに人生のままならなさを覚えるがそれは置いておこう。問題はその大きさである。
いやこれがデカイ。何しろデカイ。通常の麺が2個入っているのだからデカイ訳である。デカさも手伝ってそのカロリーは1099kcal。たかがカップ麺で1000キロものカロリーを摂るというのはなにかとてつもなく悲しくないか。寂しくないか。侘しくないか。しかし貰ってしまった手前、何か喰わねばならないような気がしてしまう。値段は知らないが¥2、300ぐらいなものなんだろう。厭なら喰わねばいいし捨てても勿体無い金額では無いが、餓鬼の頃から染み付いた貧乏人根性と意地汚さはどうしてもそれをよしとしないのである。
そもそも餓鬼の頃のオレの意地汚さは親にもたしなめられていた程で、「”ホエド”喰いは止めなさい!」とよく叱られていたものである。”ホエド”とは何か。それは北海道の言葉で「コ○キ」の事である。「コジ○」の様に意地汚くがっついて喰う様を「ホエド喰い」、ないしは単に「ホエド」と呼び習わしていたのだ。そしてその”ホエド”のようにがっついて喰う子供の頃のオレは見事な肥満児であった。今でこそ体重は落としたものの、三つ子の魂百までとでもいうのか、あの頃の意地汚さだけはどうにも抜けず、時々しょうもないジャンクフードで眉をひそめる様な暴飲暴食を繰り広げたりするのであった。
さてお話を戻すと、かの「ペヤング超大盛り焼きソバ」、やはり歳が歳なのか途中できつくなったものの見事に完食、オレの胃の中に収まったというわけである。嗚呼…またもやデブの素を…。


■ボリュームに圧倒!これ1個で並盛2個分!! 超大盛・ペヤングソースやきそば
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