またもやムキになってキョンシー映画を観まくりました。キョンシー・ブームを生んだ「霊幻道士」は今回初めて観たと思ったのですが、どうも以前観ていたらしい。忘れている…。そんな有様なので当時ブームだった時期に大量に製作されたであろうキョンシー映画は全く判らないんですが、「霊幻道士」の再見と、あとレンタル屋にあった怪しいタイトル2作を観てみました。
基本的に作りは一緒で、死者があり霊魂が迷っており道士はそれを鎮める、と。その主題の中にいろいろなドラマをからめていく訳です。これはゾンビやドラキュラの映画と同じ手法なんでしょうね。バケモノの成り立ちとそれを倒すためのルールは決まっていて、観客には暗黙の了解になっている訳なんですね。あとはそれを様々な変奏曲として見せる、ということです。そしてホラーというよりもファンタジーに近いような気がした。術があり、気があり、精霊があり、という部分で。
■霊幻道士
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■キョンシーvsくノ一
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○映画で判ったキョンシーの謎(正しいかどうかも謎)
・死体は生前の故郷に埋葬するのが習わしだったらしい。これを楽に運搬する為にキョンシー化して歩かせる(跳ねさせる)ということみたい。
・キョンシーである状態ではまだ魂が残っているが、魂が抜けた状態の死人であると、それは鬼になるらしい。つまり、死人の肉体が鬼に乗っ取られないように埋葬するために運ぶということだとか。
・日光に当てると残っていた魂が抜けてしまうので、夜に行動する。
・ピョンピョン飛ぶのは、運搬しやすいように前進しかできない術を掛けているから。
・手を前に出しているのは、手前にいるキョンシーの踵を踏まないようにするため。
・男女のキョンシーは一緒にしてはいけない。
・キョンシーといえども人間の女性に妊娠させることが出来る。生まれた子供は悪鬼になる。