ジョン・トラボルタと
ユマ・サーマン主演の音楽業界の裏話を暴露したコメディ映画。まあ映画自体はオハナシだと割り引いても、金や暴力にまつわるゴタゴタした争いって実際にあるんだろうなあ。ロックやラップのミュージシャンがレーベルと喧嘩したり移籍や契約で揉めたりとかよく聞くし、暴力沙汰もあるみたいだし。ミュージシャンは自らのアーチスト性を問題にしてもレコード会社は売れるかどうかだけが問題で、まあ商売なんだからと思ってもその辺の軋轢はあるんだろうな。しかもこの『
ビー・クール』で登場する”プロデューサー”はその辺のゴロツキみたいなヤツで、考えてみれば音楽業界と言っても所詮興行だし興行師な訳だし、
寺銭稼いでナンボみたいな泥臭い部分はあるんだろうね。
物語のほうはロシアン・マフィアやら
ギャングスタやらが絡んだドタバタで、
エアロスミスのゲスト出演もあり。これがまた『ウェインズ・ワールド』同様いい人たちで…。トラボルタと
ユマ・サーマンの共演は『
パルプ・フィクション』に続いて2作目なのかな。いい味出してました。二人とも好きな俳優だな。