ブラッドレイン (監督ウーヴェ・ボル 2006年 アメリカ・ドイツ映画)

18世紀のルーマニア。サーカスのフリークショーに登場する美しき女性レインは、ヴァンパイアと人間の間に生まれたハーフ(ダムフィア)。ある晩、ついにヴァンパイアの本能が覚醒した彼女は人間を襲い、生き血を吸う。ヴァンパイアの退治を目指す“業火の会”のメンバーは、逃走したレインの追跡を開始する。一方レインは、ヴァンパイアである自分の父親ケイガンが母親を殺した事実を知り、ケイガンへの復讐を決意する。

ターミネーター3』のクリスタナ・ローケン主演。サー・ベン・キングズレーミシェル・ロドリゲスマイケル・マドセンウド・キア等など、結構面白い俳優を使っているのですが。
いやあ、多分ヘボイだろうなあ、と覚悟して観に行ったら本当にヘボかったでした。監督のウーヴェ・ボル(『ハウス・オブ・ザ・デッド』)はいい評判聞かないなあ。もうね、センスが古い古い。『ブレイド』や『アンダーワールド』などの近年のドラキュラ・アクション映画から何も学んでないというかかっぱらってさえいません。映画観ない映画監督なのか?
そもそも原作はハーフ・ヴァンパイアの主人公とナチスドイツの闇の部隊との抗争、というストーリーのアクションゲーム。このままの設定で十分面白そうだったのに、映画は何故か18世紀ルーマニア。なんでだ?また、刃の付いたトンファーみたいな武器が独特だった原作ゲームですが、この武器を操る動きの面白さがまるで生かしきれていない。つまりアクションが駄目。クリスタナ・ローケンは???だったなあ。

BLOODRAYNE

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