トム・クランシーシリーズ レインボーシックス ロックダウン (輸入版 特製日本語マニュアル付)ユービーアイソフト (Windows)

テロリストグループ「世界開放戦線(GLF)」が新型ウィルスを使い、国連サミットに出席する各国首脳の抹殺を計画している、との情報が入った。チーム「レインボー」はその計画を阻止しなければならない、と共に彼ら自身もそのターゲットとなってしまうのだ。特製日本後マニュアルを付、海外同時期発売 。

冒険小説作家として人気のあるトム・クランシーは、特殊部隊の架空の軍事作戦を題材にしたゲームの監修も多く手がけており、このゲームも『国際反テロリズム組織:レインボーシックス』シリーズの最新作になっています。
オレもトム・クランシーものでは『ゴーストリコン』シリーズが好きで、全作クリアしてたりなんかしてます。FPSをやり慣れたオレにはチーム率いてそれぞれに指令を下しながらミッションを遂行してゆく所が新鮮だった。こちらも新作が控えていて、早くプレイしたいところ。
トム・クランシーものの面白さはそのリアルさでしょう。現実の国際情勢を踏まえた軍事シチュエーション、現実的な武器装備と戦闘、そして急所に銃弾を食らえば一撃で死ぬこともあるというシビアなゲームバランス、これらの生み出す緊張感がゲームの醍醐味となっています。シュミレーターという程ではないにしろ、この臨場感はトム・クランシーならではのものでしょう。
この新作はシリーズ4作目ということになるらしいのですが、実はオレはこのシリーズのプレイは初めて。ネットでの評判では前作までのマニアックな雰囲気が薄れて評判はイマイチとはいえ、初プレイのオレとしてはシンプルになったシステムがかえって敷居の低さを感じさせてとっつき易かった。
ゲームは最初に簡単なブリーフィングでミッションを説明し攻略ルートを確認しチームの装備を整えます。ミッションにはいるとチームのメンバーそれぞれに指令を与えながらゲーム目的をクリアしてゆきます。ゲームの目的は策敵殲滅から人質救出・保護など様々なパターンが用意されており、またロケーションも南アフリカからヨーロッパ各地と世界にまたがり、ゲームを飽きさせません。
あくまでもリアルさに拘り、BGMなんかはないし射撃音は軽く乾いた音だったり、ドラマチックな要素のない淡白な作りなので物足りない方もいるかもしれませんが、このストイックさが逆に、ハマる要素でもあります。あたかも自分自身が特殊部隊の一員になって行動しているような面白さ、それが『レインボーシックス』です。