最近聴いた音楽など

■Parallel Dimensions / Theo Parrish

Parallel Dimensions

Parallel Dimensions

久々にエレクトロ。セオ・パリッシュはダウンビートでドロドロと重低音の効いたハウスを聴かせるデトロイトのDJ・プロデューサーだが、これはハウスと言うよりファンクだな。しかも殆どが生音で演奏されているという。黒く重く腰の強いグルーヴ。ゆったりループするノイズ、ビートは催眠/トランス性高し。最近はダブをよく聴いているせいか、こういう混沌とした音がキます。このセオ・パリッシュと一緒に活動しているMoodymannもオレ的には再評価中で、昔のCDを引っ張り出してきてドロドロと聴いております。


KING TUBBY & SCIENTIST / RANKING DREAD IN DUB

スライ&ロビー、ルーツ・ラディックスが演奏を担当、キング・タビーとサイエンティストがダブ・ミックスしているという、レゲエマニアの方には話題騒然となっているらしいとんでもないアルバム。ビニール盤は全世界500枚限定プレスということですがiTuneMusicStoreでDL可能です。落とせ!それにしても音凄いです。レゲエのアルバムにしては飛ばしてるんじゃないかと思うぐらい音早いです。躁的に凶暴になってきます。聴いてる間は無敵かも。ジャケもドレッドロックの兄ちゃんのドアップの顔がおっかなくてカッコいい。


■Ghetto Ology + Dub / Sugar Minott

シュガー・マイノット、レゲエのソロ・ボーカリストですが哀感のこもったいい声してるんだわ。このアルバムは彼の代表作とされる作品にダブ・ミックスをカップリングしたもの。演奏はソウル・シンジケートがタイトな音をキメています。ダブはキング・タビーと弟子のプリンス・ジャミーが担当。いかん、これも名盤じゃないか!このじわじわと沁みて来るような感動はなんだ。いつか見た青い空、記憶の隅の赤い夕焼け。どこか切なく遠い記憶のような音楽。最近買うレゲエにはハズレが無いぞ。恐るべしレゲエ・ミュージック。