写真日記

○スーパーに行くと『ヤマブシタケ』なる奇妙なキノコが売っていた。「長野県キノコの森」製、製造者と思われる久保昌一・文子さんの写真いり。サラダ、和え物、揚げ物、味噌汁の具、と何にでも使えると説明書きが。湯がいて食してみると見た目よりも弾力のある歯ざわりでうっすらとキノコの独特の風味。しかしそれにしても奇妙な形。とてもキノコに見えず、海生生物のようにも見える。しかもググっても『ヤマブシタケ(猴頭茹)』なる全然別のキノコがHITするのみでこのキノコはネット上に存在しておらず、正体が判らない。本当は別の名前があるんだろうな。何なのでしょう。

*追記:ニゲラさんからコメントがあった際にもう一度調べてみました。そうしたらどうも、このキノコは「ヤマブシダケ」で間違いが無いようなのです。
「猴頭茹」と言う名前については「中国では「猴」(テナガザル)の頭に似ているので、「猴頭茹」(ホウトウクウ)と呼ばれています。」ということだそうです。
また和名では「その形が山伏の鈴懸衣の結袈裟についた飾りに似ていることからこの名前が付けられました。」ということらしい。
http://www.yamabushitake.co.jp/yamabushi1.htm
しかし、どのサイトで見ても、「ヤマブシタケは医食同源の中国では古くから「四大山海珍味」と言われ」だの「中国5千年歴代皇帝が、不老長寿の為に探し求めた幻の茸」だのと書かれているのに、スーパーでは普通に¥150位で売ってたけどなあ。
これが漢方薬になると高い物で¥50000はするんですよ。健康産業って怖い…。
これはネットで見つけた「ヤマブシダケ」の写真。やっぱり同じものみたい。

そういえばどうも自分はキノコ好きらしい。昨日のカレーも入っていたしな。この『きのこ三昧』は「えのき、木耳、しめじ、平茸、椎茸」がたっぷり入った瓶詰めで¥268。¥268ですよ¥268。しかも一回で食べ切れ無い量ですよ。なんかこれだけで生きていけそう…。と食べもせずうっとり瓶を眺めている。いいの、2007年3月まで賞味期限あるから。

しかし…キノコとビールが好き…歌って踊るのが好き…ってオレはホビットかよ。(ええええええええ)

○同じくスーパーで「ラ・フランス」という洋ナシを見つけて買ってくる。食してみると記憶にあるよりも和ナシに似たしゃきしゃきした歯ざわりで、洋ナシのイメージにあるねっとりした食感ではない。熟して無いのか品種が違うのか。

『旬の食材百科 洋ナシのページ』というところで調べたら、やはり洋ナシにもいろいろな品種があることが判る。ナシにはアスパラギン酸が多いんだ。へー。
実は果物というものをまるで食べない。農産物として流通している果物はどれも甘ったるくて食う気になれない。あまり甘い物を食べる習慣が無いのだ。
ただ、洋ナシは子供の頃最も好きな果物だった。何が好きだったかと言うとそのダルマのような奇妙な形状が心を捉えて離さなかったのである。今でも洋ナシの形というのは美しいと思う。ここここで様々な品種の洋ナシを見ることが出来るが、どれもスケッチをしたくなるほど美しい。そういえば西洋の静物画にはよく洋ナシが登場していなかったか。
・「洋ナシぶどう籠」モネ

・洋ナシのガラスオーナメント http://shop.goo.ne.jp/store/art-m/gds/00596/

・洋ナシのワイン栓 http://www.rakuten.co.jp/ohshukan/439023/439029/440097/#384449

・洋ナシ瓶詰めをモチーフにしたカッティングボード http://shop.goo.ne.jp/store/effeel/gds/01498/00.jsp?