F.E.A.R. (Windows)

F.E.A.R.》とは.《First Encounter Assault Recon》の略、異常事態に対応するべく編成された特殊強襲部隊である。このゲームはこの《F.E.A.R.》が遭遇したオカルティックな事件と陰謀を解決すべく、銃弾と硝煙と血煙乱れ飛ぶキリング・フィールドで戦いを繰り広げるホラーFPSゲームなのだ!
ホラーFPSというのは結構あるが、こういった特殊部隊との戦いというのはあまり見かけなかったかもな。BGMには怪しい呻き声が常に流され、人の仕業とは思えない惨たらしい血塗れの死体や白骨があちこちに転がっている。そして時折カットバックされる不気味な少女の姿、天井を伝う人影、蠢く闇。製作チームはNo One Lives Foreverシリーズのメンバーが参加しているらしいが、NOLFのポップさやユーモラスさとは180度異なったダーク&グロテスクな世界が展開される。
グラフィックは最先端の3Dゲーム・グラフィックを誇っているが、全体的に『DOOM3』あたりより画像は寂しいのに動作が重たい印象があるな。あちこちで最新技術とエフェクトを駆使しているらしい。もうオレのグラボでは対応できんのかもしれない。Radeon9000系だもんなー。そろそろ新しいの買い時なんでしょうか。『QUAKE4』もそろそろ発売される頃ですし…。
エフェクトとして新鮮だったのは飛び散る火花、そして銃撃による粉塵が舞ったりする所かな。これにより視界が悪くなり、戦闘に緊張感が生まれる。敵のAIも賢く、仲間を呼んだり銃撃が収まるまで物陰に隠れ、思わぬところからまた現れたりする。それと主人公は「SLO-MO」と呼ばれる特殊能力を持っており、これを使用するとマトリックスバレットタイムよろしく画面がスローモーションで動き、敵を倒しやすくなる上、ゲームプレイ自体も映画のようにかっこいい映像を見せてくれる。