スーツ

この間は訳あって会社にスーツ出勤であった。スーツなんぞ着るのは一年ぶりだ。いつもは着ないんである。なにしろ現場だからな。アルファベットで《GENBA》と書くとカッコいいかな、と思って今書いてみたけどたいしたことねーな。偉い奴に呼び出しくらい、「今日からお前は役職付くから」とかのたまわれたのである。ああうぜえ。いや、スーツがね。その日は東京は気温高かったし。なにしろ着慣れないせいもあるけど、動き辛いし肩凝るし、ろくなもんじゃない。現場の人間として、「スーツ族」という連中には根拠も何も無い無意味な敵愾心を持っているんだが、このSMチックな拘束衣を一年中着ているんだから、連中も案外たいしたもんなのかもしれない。
ただオレの場合、スーツが窮屈だから、というより、皺になるのが気になって気になってしょうがない、という理由でスーツが嫌なのである。プレスのしっかりしてないズボンとか穿いてると落ち着かないのである。ズボンのプレスが2本線の線路になってた日にゃあ、自分を恥じて出家する覚悟である。だから最初から気にならない物を着るんである。プレスいらずで皺にならない素材のパンツ、よく穿きますよ。…え?ジャージだろって?…なんで知ってんだよ!色は赤だろって!?君オレの日記読みすぎだ!