スターフォックス アサルト (GC)

スターフォックス アサルト

スターフォックス アサルト

スターフォックススーパーファミコンの時代に「フルポリゴンのシューティング!」という謳い文句に釣られ、シューティングをやらないオレもサルみたいにやった覚えがあります。面白かったなあ。でも腕やっぱヘボかったなあ。たしか難易度一番下のしかクリアしてなかったなあ。
だーかーら、シューティング向いてないんスよ。反射神経も動体視力も無いから。え?頭使うの嫌いだからパズルゲームも苦手ですよ。え?レースゲーム?レース以前に車の違いが分からないんですよ。え?シミュレーション?オレが物事計画的に進めていく男に見えますか?え?格闘ゲー?嫌いじゃないけど、コマンド憶えるの面倒臭いしなあ。やっぱねえ、ボタン連打しとけば経験値が溜まる様なRPGが一番ですね!なによりオレの好きなゲームは、買ってもやらなくてもいいゲームだなあ。もう取説(取り扱い説明書)読むのもカッタるいしなあ。…ああもうオレゲームやる資格もねえなあ…。これでも昔は英語版のPCゲー、辞書と首っ引きでプレイしてたぐらいなんだけどさあ。(英語苦手)
なにしろスーファミスターフォックスは、1993年の発売だったんですが、3Dポリゴンのゲームが珍しい時代だったんで本当にはまりましたね。シューティングというジャンルよりも、そのテクノロジーのポテンシャルに魅せられた。調べたけどよくわかんなかったが、ええとPCゲームでもまだ「DOOM」とか「ウルフェンシュタイン3D」あたりかなあ。アーケードの3Dでは「スターブレード」あたりが1991年発表だったという。(アーケード初の3D、というわけでもないらしい)確かスーファミスターフォックスは、ソフトに3D専用のチップつませたとか言ってたね。実際、スーファミ初のポリゴンゲームは洋ゲー移植の「アウターワールド」あたりだそうだが、実は!スーファミの超名作ソフト「ゼルダの伝説神々のトライフォース」のオープニング画面、トライフォースがクルクル回る画像はあれ、ポリゴンだったらしいですよ。
ポリゴンゲームはその後、92年アーケード発表のセガバーチャレーシング」が94年に家庭用機メガドライブから移植発売され、このあたりから「バーチャファイター」へと続くセガの遺伝子が胎動し始めていたんだね。そして次世代機戦争においてプレーステーション、セガサターンがそのマシンスペックを生かし、フルポリゴンのゲームを次々と発表して、ポリゴンゲームはゲームの主流となってしまった。そういった意味では、スーファミでのスターフォックスはまさに魁だったんじゃないかな。
でも任天堂の次世代機ニンテンドー64でも「スターフォックス64」が発売されたけど、なんだか爽快感が無くて殆どやんなかったな。どうもあのN64独特の滲んだ様な色あいが苦手だったかも。え?だから腕がヘボかったからだろって?そーだよそのとーりだよ!さらにGCになってからは「スターフォックス・アドベンチャー」発売。しかしこちらはシューティングではなくアクションゲーム。良作ではあったけどね。
という訳でスターフォックスは振り返ると10年の歴史があるんだなこれが。その新作である「スターフォックス アサルト」だけど、いやあ、まずメカがよく出来てる。フォックスやらスリッピーやら子供向けのキャラクターは置いておくとしても、敵キャラの宇宙船、戦艦、ロボットなどは、ゴツくていいデザインしてる。そしてゴツいなりに丸っこく、ハード過ぎない。ロボット関係なんかによくある「どこかで見たような…」感じが無く、スターフォックス世界の世界観とマッチした個性のデザインだ。さらにきちんとSFしてる。任天堂はメカ関係でもいいデザイナーいるんだなあ、と実に感心しました。
難易度が低いとかプレイ時間が短いとか言われているようだが、オレのような懐かしいロートルゲーマーには逆に有難い。物足りないチビッコの皆は、4人プレイが楽しいという話だからそちらをやるといいと思う。でもなあ、オレにとっては、1ステージのプレイ時間、あれでも結構長いほうだよおお〜。せめて白兵戦ステージではセーブポイントが欲しかった…。既にクリア断念してます…。