鉄拳5(PS2)

ギャースッ!鉄拳の5が出たんだ!対戦格闘ゲームだよ!例によってやりまくりだ!もう指がすりむけて痛いぐらいだよ!
対戦格闘ゲームってある意味ゲームの中で一番原始的に見えて一番サイバーなジャンルじゃないかと思うんだよ。これってビルドアップしたシュミレーションだもんな。つまりディスプレイの向こうにあるのは能力を拡大させた自分自身の似姿なんだよ。感情移入度高いもの。逆にRPGってストーリー重視のように見えて本当にやっている事は獲得したレベルやスキルの細かな数値をCPU操る敵と差分化させることがゲームの本質じゃないかと思うんだよな。(MMORPGになると又別だが)つまりRPGにはメンタリティはいらないけれど、格闘には多分にメンタルなものを要求されると思うんですよ。つまりそれだけプレーヤーの人格が反映されているんではないかと。まあ、あと運動神経と動体視力も関係するけどね。
この鉄拳5ではオープニング・ムービーやストーリーモードがやはり充実しているね。ヴァ−チャファイターほどじゃないけど、コスチュームの着せ替えも楽しそうだ。
逆にオマケで入っている鉄拳1〜3のアーケードモードは、懐かしくはあれ、今見るとヘボヘボな画面が泣かせるだけで、それほど食指がわかなかった。また、ミニゲーム「鉄拳:デビル・ウィズイン」は、やはり所詮ミニゲームの域を出ていなくて、悪くは無いと思うがやらないと思う。
格ゲーはスト2はあまり興味が無かったけど、やっぱりヴァーチャファイターではまったクチだね。画期的なゲームだった。なにしろリアルだった。キャラが目の前で息づいているようだった。ラウステージの叩き付けられると「ゴンッ!」と鉄の音がする床、あれ痛そうだったもの。なにしろゲーセン行かないオレがゲーセンでコイン積んでやりまくっていたもの。でもヴァーチャは「2」までだなあ。「3」はアンジュレーションとか複雑になりすぎてノレなかった。「4」は面白かったけど、昔ほどやり込まなかったしね。
格闘ゲームはジャンルとしては行き詰まりかもしれないけど、「殴りあう」というシンプルな快感、「強いものが勝つ」という分かり易いルール、これは他のゲームでは味わえないものであるのは確かで、なにがしか今後も良作が作られ続けるといいです。