存在自体が邪悪

バカボンのパパの鼻の下にある毛は髭ではなく鼻毛だと言う話だがどうなのであろう。時々ぷーぷー息かけて なびかせてたよな。

鼻毛の長さは環境によって違うと言うが本当なのであろうか。空気の悪い環境にいると鼻毛も長くなるとか。いや、本当は鼻毛が何故か妙に長い自分を己がプライドが許す事が出来ず、「俺は悪くないんだよう、鼻毛が長いのは環境のせいだよう」という責任転嫁の意図がその背後に隠されているのではないだろうか。

という訳で鼻毛である。

いやね。鏡を久しぶりに見たら(久しぶりかよ)鼻腔からぴょこんと無防備に飛び出しやがってる毛がありましてね。なんかその緊張感のない佇まいに思いっきりムカついてプチンッ、と抜いちまったんですわ。で、改めてその毛を見たら。これが又、「オレは何か間違ったものを抜いちまったんじゃないか?」と思わせるほど黒く長くぶっとい。できるなら見なかったことにしてこっそり鼻の穴に戻そうかと思ったぐらいです。(しかも他人の。)
イヤもう、長いのなんのって、これはもう、普通の鼻毛が「純朴な一般市民」だとしたらこの鼻毛は「クトゥルーの邪神の卷族」と言ってもいいぐらいその存在から邪悪なオーラを発している鼻毛なのである。自らの肉体にこのようなものを存在させていた事が阿鼻叫喚の恐怖を生むような呪いと悪意に満ちた毛なのである。

一応鼻毛は鼻毛切りなるオレにしてはカワイイ物を使って切っているが、これ調べるといろんな商品があってな。以前「銀の爪楊枝」*1というのを見た事があるが、プラチナ製宝飾埋め込み鼻毛切りとかあったらやはりイヤだなあ。ブランド物の鼻毛切りとかな。なにしろグッチの消しゴムがあると言うぐらいだから何があるかわかんないもんなあ。*2
という訳で「鼻毛切り」をググッてみた。そしたら結構あるものなのね。
ケンコーコム http://www.kenko.com/product/seibun/sei_721085.html
鼻・鼻コム http://www.hanaxhana.com/tokushu/02_hanage.php
以前ネットのフリマで「鼻毛切り」が出品されていたのをみた事があるが、人の鼻毛切った中古なんかほしくないけどなあ。そう言うマニアの人なのかなあ。「俺の使用した奴を他人に使わせる事の快感」とかいって。後関係ないけどフリマの中古エロDVDというのも手を出したくないよなあ。「それを使用した直接本人から届く」というのが嫌だなあ。赤の他人の使用済みじゃなあ。いや、これも「俺の使用した奴を他人に使わせる事の快感」だったりしてな。(そんな奴いんのかよ。)
それにしても鼻毛を切る行為というのは「無駄毛の処理」扱いになるのだろうか。そもそもが「全身をくまなく無駄毛が覆っている」毛深いイヤ〜ンなオレにとっては多少の隠微さを秘めた行為である事に間違いない。「…FUMOさん、昨日は何やってたの?」「うん?ああ…無駄毛の処理さ…グフフ」という気持ち悪い会話がまかり通るかもしれないので、要注意である。

(これは銀の爪楊枝。¥8,190。)