Halo2 (X-BOX)

Halo 2 リミテッドエディション

Halo 2 リミテッドエディション

Halo2 通常版

Halo2 通常版

Xboxタイトルの中でトップクラスの人気を誇るアクションシューティング、『Halo』の続編が本作である。今回の「2」では、戦いの舞台が地球へと移され、全人類の滅亡の危機に対して、遺伝子操作で強化されたスーパーソルジャー、「マスターチーフ」がたった一人で立ち向かうというストーリーだ。

うおお〜〜っ、HaloだHaloだHalo2が発売された!のである。ちなみに読みは「ハロー」ではなく「ヘイロー」である。だから「Halo注意報」は「波浪注意報」ではなく「ヘイロー注意報」と読む事になるのである。今の書き込みは特に意味はないのである。
オレの様なX-BOXユーザーはHalo2は買わなければならない宿命のようなソフトである。
実を言うと前作は評判ほど面白くは無かった。もともとPCゲーム用に製作されていたゲームを、前評判の良さを嗅ぎ付けたはITハイエナことマイクロソフトさんが製作会社ごと買収して、その頃開発されていたコンシューマーゲーム機・X-BOXのキラーソフトとして発売したのである。X-BOXはゲームマシンの中でも最高のスペックを誇るマシンではあるが、ハイスペックPCとは比べ物にならないし、また、TVブラウン管とPCディスプレイの画面解像度の違いはあまりにもイタすぎる。イタくてイタくて涙が出るぐらいである。ゲームも当初のPC版からコンシューマー版への変更で画像的に相当の要素が削られていたであろう事は容易に想像付く。同じテクスチャの建物の中を延々ゲームしていた日にゃあ、オレは悲しくなっちまってマイクロソフトさんの事を恨んだもんである。「これがPC版で発売されていれば…」とか思って。
ただ、ゲーム内容自体も実はそれほど画期的な物ではなかった。実はこのゲーム、SF者なら知らない者の居ない「リングワールド」が舞台なんである!(だからHalo=天使の頭の環っか=円環構造体、なのである)この設定でまず燃えた!おおダイソン環天体!ラリイ・ニーブン!ノウンスペース・シリーズ!しかしだ。ワールドはリングだが、ゲーム的に何の必然性も無いのであった。拍子抜け。ストーリーのほうもPCの2大超名作FPS、「アンリアル」と「ハーフライフ」の良い所取りをしようとして単にパッチワークになっちまった、という悲しい出来栄えである。
しかし、ゲーム自体は海外では売れたらしい。日本ではX-BOX自体、ゲーマーから放置されているのでどうなのかは知らない。まあ、コンシューマーでやるFPSとしては出来が良かった事は認める。
という事で「2」の発売である。これだけ文句を言っていて買っちゃうのは、X-BOX的に「祭りの予感」だからである。旬だからである。
で、これがリキ入りまくりだ!初回限定Limited Editionはアルミのメタルケース入りである。カッコいい。そしてプレミアムDVD同梱!製作会社の社員の皆さんが楽しく綱引きをやってる映像とかが満載だ!(イラネー)
さらに内容だが、なんか前作と似たようなゲーム開始には萎えたが、なにしろオープニングのムービーがかっちょええ!くどい顔の善玉とくどい顔のエイリアンとくどいデザインのSF世界!そうさSFとはくどさなんだ!と気付かせてくれるムービーである。プレーヤーはくどい顔の善玉になって悪のエイリアンを撃って撃って撃ちまくるのである。ステージ2は地球で市街戦だ。市街戦なら任せろ。オレはこれでもFPSで第2次大戦のほとんどの戦場で戦ってきた男である。巨大ロボットも登場しておおこんな奴倒せんのか!?と血は滾(たぎ)りまくりである。
難を言うとやはり操作系。これはPCのマウス&キーボード慣れたオレみたいな奴からするとじれったくてしょうがない。初めてコンシューマーでFPSに触れられる方には問題ないと思う。あと画面が暗い。いや、明るさは問題ないとしても、動く敵に標準を合わせるにはちょっと見辛い明るさだ。マップやテクスチャは前作より進化しているような気もするが、コンシューマー機独特の滲んだ様な色彩と輪郭に違和感がある。しかしこれもPCと比べた時の話だ。画面はおおむねカッコいいと思う。
いろいろ言ったが実は楽しくて結構はまっている。もう、DIARYの更新なんかしてる暇なんかないんである。戦場がオレを呼んでいるのである。エイリアンをぶち殺せと血が騒ぐんである。