チーママ

会社の美人主婦Ⅰちゃんとは仲良くしてもらっている。というか泣き言をよく聞いてもらっている。ああでもないこうでもないとウダウダウダウダ言ってると、「そんなことないよFOMOちゃん!(ちゃん付けである)」「頑張りなよFUMOちゃん!」「それはかなり勘違いしてるよFUMOちゃん!」などと元気付けor諌(いさ)めてくれる。こんな関係が何かに似てるなあ、と思ったら、あれだ、飲み屋のママと酔客の会話である。そんな話を彼女にしたら、一回りも歳が違うんだからママはないでしょ!と言われたのでじゃあチーママと云う事にしよう、とダメ押しすると、なんじゃそりゃ!などと呆れられる。全く、それにしても、オレは会社でちゃんと仕事をしているのだろうか。ひたすら何か勘違いしているんではないのだろうか。いや、している。
いつだかも例によってフラレ話をしていたら「FUMOちゃんは濃い人だからなあ、女の子に接する時はもちっと薄めないと」などとアドバイスされたりした。薄めるったってなあ…。それでも「しょうがないなあ、FUMOちゃんには私が付いてるから」と言ってくれた彼女は多分魂の綺麗な人なんだと思う。
そんな彼女だが今月一杯で会社を退職されるという。…そんな訳でオレは今とっても淋しいのである。