最近柄にも無くクラシックを聴く。秋だしな。
10代の頃は富田勲のシンセサイザー・ミュージックが好きでよく聴いてたんですが、その中のホルスト「惑星」が好きだったんですね。今回はなんかの弾みで突然原典を聴きたくなり、特に深く考えることも無く買ってみたんですが、これが結構良くって、他にも聴いてみようか、と思ったわけです。聴いてみると逆に、富田のシンセも各楽器のパートを割と忠実に再現しているように(ド素人の耳で)思えて、そっちの発見もありましたね。っていうか、物凄く馬鹿な物の言い方ですが、交響曲って「いろんな楽器の音が聞こえて楽しい!」っていうのがあって。ちなみにホルストについてはライナーを読みましたが、ちょっとした神秘主義者っぽい人でもあったらしく、その辺が楽曲に反映されている、って云うのが判り易くてよかった。
富田で一番好きだったのはドビュッシーの楽曲を集めてシンセサイザーで演奏した「月の光」です。メランコリックで幻想的でとても好きだった覚えがあります。
別に高級な趣味ということではなく、ポピュラーミュージックの延長として、肩肘張るわけじゃなくクラシックも聴ければいいかと。Amazonでも売れ筋はヒーリングミュージック扱いのコレクションですが、一般の人もそんな感じで触れているんでしょうね。なんていうんでしょう、気分がニュートラルになるところがいいですね。ポップ・ミュージックっていうのは「ハイ」か「ロウ」かという極端にエモーショナルな聴き方を要求する部分があるんですが、いつもエモーショナルっていうのもなんか疲れて。でもクラシックもでかい音で聞いたほうが気持ちいいと思うけどね。
まあおそろしく飽きっぽい人間なんで、一週間後は「そんなもん知らねえ」って言っている可能性大ですが、ちょっとクラシックに触れてみたかったオレなのであった。秋だしな。
- アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),RIAS室内合唱団,ホルスト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: CD
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