話をする

最近仕事の打ち合わせで美人妻であるⅠちゃんと話すことが多くなってきた。それほどお互い修羅場でもないときには結構バカ話もするんだが、もともとセクハラ大王のオレの思わせぶりな会話に乗ってくれる所が嬉しい。しかも干支が一回り違うのにオレはFUMOちゃん呼ばわりである。
「人妻が残業ばかりじゃ大変だな。オレ最近早いから君んち行ってメシでも作ってあげようか」「作って作って、合い鍵あげるから作りに来て!旦那の好き嫌いも教えてあげる」とか言ってたのが昨日。
「FUMOちゃん今日元気無いよー」「振られたんだよ」「またぁ?今度は誰?」オレの振られ癖もすっかり知られている。以前女の子のことで相談したこともあった。「だってFUMOちゃんって冗談しか言わないから本気で何か言っても信じてもらえないんじゃないの?」その通りだ…。「もうオレには君しかいないよ!」とか粉かけると「あたしもFUMOちゃんだけよ!」「ほんとにいーの?」「いー訳ねーだろ!」とすかされる。
結婚している女性や彼氏がいるのがわかってる女の子のほうが喋りやすかったりする。別にオトコとして見られる必要が無いのが判ってるので気が楽なんだろう。今だに女子の存在には多少緊張させられるからだ。当然向こうにも微妙な緊張感が伝わるんだろう。オレにはそれが面倒くさくて堪らないのだ。
開けっぴろげにしている時のオレはどうも結構好かれるらしい。そしてオレもそんな彼女達と話していると気が紛れる。男同士には男同士の、女には話せない話しがあり、それはそれで楽しいのだが、時として男同士は睨みあったり牽制しあったり立場や上下関係で物を言ったりしなければならなくなり、それがまたオレには鬱陶しかったりする。その点、彼女達はオレの人間を見てくれているのだと思う。多分。オレは、いつもオレと同じ目線で物を言ってくれて、そしてケラケラわらってくれる、明るいあの人たちのことが好きだし、ありがたいな、と思っている。でも「FUMOちゃんって派手な40代よね!」ってどういう意味なんだよⅠちゃん。