アンデッド

アンデッド [DVD]

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ええと…。なんか紹介する気が起きないんですが飛ばしていいですか?…この映画は例によってゾンビ物の亜種なんですが、途中から武器マニア野郎が出てきて、マカロニウエスタン調にクールにスタイリッシュにゾンビどもを撃ち殺していくんですね。ショットガンを横に3つ繋げた「三連散弾銃」とかいう秘密兵器まで出てきます。この秘密兵器片手に宙を舞いスローモーション撮りで華麗にゾンビの連中をぶっ殺してくれるんですね。
しっかし、アメリカって本当にこういう「アルマゲドンに備えてんだぜ!」みたいな武器マニア野郎っているんですかね。映画「トレマーズ」でも出てきて重要な役割果たしてたりしたもんなア。もちろん核シェルターは必須ね。
で、まあここまでは普通にゾンビ物なんですが、なぜか後半はエイリアンとアブダクション=UFOによる誘拐事件の物語になり、クライマックスは「町の外に突然出来た壁」という昔の小松左京の短編みたいなSFストーリーになっていき、ええと、もう、なんだか訳が判りません。しかもラストはハッピーエンドだ!何がしたいんだこの映画の監督は!
しかし、例えば以前、同時多発テロというお題で様々な監督にショートフィルムを撮らせた短編映画(セプテンバー11)がありましたが、「ゾンビ」というお題でいろいろな監督にいろんなタイプのゾンビ物を作らせるのも面白いかも。ロマン・ポランスキーのゾンビとかベルナルド・ベルトリッチのゾンビとか、山田洋次監督作品「ぞんび」とか。