洋裁店へ行く

洋裁店へ行く。ジーンズの裾の長さがどうしても気になり、切ってもらいたかったのだ。買ったときに合わせたのに、店員の趣味が入ったのか、今風なのか、3クッションぐらいのだぶつきがある。若い奴のジーンズの履き方をチェックしたが、こんなにダブダブの奴はそうはいなかったぞ。
そういえば冬に買ったパンツも裾が妙に短い。これも店員の趣味らしい。しかしこういうのってのは足の長い奴がやって何ぼなんだろ。
洋裁店は3畳ほどの狭いスペースにミシンとミシン台と、そして花が挿された一輪挿しがあった。おばさんが一人でやっている、近所の洋裁店なのだ。奇妙に清浄な雰囲気がして、工房って感じがして、少し気に入る。そういえば近所にはインテリア関係のお店が二つほどあり、これは家具ではなくカーテンや内装を専門としているみたいなのだが、ここも微妙な清浄さを醸し出していた。ほんのちょっとクリエティブな匂いがしたのだろう。一軒の店の方の前には、この店で飼っているんだろう、ブチの猫がいつも居眠りしていて、時々遊んであげたりする。