PS3のFPSゲーム『KILLZONE3』クリアしてもうた


例によって性懲りも無くまたまた飽きもせずFPSゲームですッ(胸を張って)!やっぱFPSはやっててハマルし落ち着くんだよなあ余計なルール覚えなくていいから・・・。走り回って照準合わせて撃ちまくる!ただこれだけ!あとはめくるめく異世界なり熾烈な戦場の光景を堪能しまくるわけですよ。FPSっていうゲームジャンルは操作方法がどれも殆ど変わんないから世界観の違いで勝負してるんですね。で、その世界観を強烈に打ち出すためにできるだけリアリティ溢れる迫真のグラフィックを作り込むことにしのぎを削ってるんです。

さてこの『KILLZONE3』、未来の星間戦争を題材にしたSFテーマのFPSになります。戦争SFのFPS、というと有名タイトル『Halo』なんてのを思い出しますが、あちらが遠未来の銀河を舞台にスーパーテクノロジー駆使したエイリアンとの大戦争だったのに比べて、この『KILLZONE』シリーズは近隣恒星系への殖民が可能になった未来に、ヘルガーン星の独裁国家ヘルガストが人類同盟ISAに反旗を翻し、ISAの殖民惑星ヴェスタに侵攻をかけるところから始まるんですね。言ってしまえば人間同士の戦いを描いたもので、『機動戦士ガンダム』の物語世界を恒星間でやっちゃったと言えば判りやすいかな。独裁国家ヘルガストってジオン公国っぽいしね。ただしモビルスーツは出てこないけどね。

だから未来の宇宙を舞台にしてますが、武器テクノロジーが限りなくSFっぽいのに、戦いそれ自体はミリタリーFPSと感触がそれほど変わらないのね。『Halo』に限らず、同じSFタイプの有名FPS、『Quake』シリーズや『Unreal』シリーズが、敵がエイリアンでエイリアンらしい異形のテクノロジーを使っていて、それが実にSF的な雰囲気を盛り上げていたのに比べ、『KILLZONE』シリーズは『CoD』や『MoH』みたいなミリタリーFPSを未来に移し変えただけ、と言えるかもしれない。でも、リアルな史実を基にした『CoD』や『MoH』がリアルであることにがんじがらめだったり、逆に『Halo』や『Quake』、『Unreal』が空想的過ぎるという見方をするなら、この『KILLZONE』はその中間の絵空事の世界でリアルな戦闘を楽しめる、といった部分が特徴的かもしれないね。

で、今回の『KILLZONE3』、『3』というだけあって『1』も『2』もあるんですが(PSPで発売された『KILLZONE:LIBERATION』というFPSじゃないゲームもあるらしい )、『1』はPS2で発売されてて、ちょっとやってみたんだけどなんかコントローラーの操作系がイマイチで途中放棄、『2』は確かPS3の出始めの頃のゲームで、これは大変楽しませていただきました。いやあ、しかし弾幕きつかったなあ。そしてこの『3』は『2』のポリゴンの3倍、10倍の広さのステージを実現した鬼のように作りこんであるFPSとして完成したんですな。

前作のマップが瓦礫の街ばかりで結構単調だったのと比べ、この『3』では市街地や荒地ばかりでなく異様な植物の生い茂る密林、極寒の氷の世界、スクラップだらけのジャンク・フィールド、さらには宇宙までが舞台となる。なんと軌道エレベーターが登場し、これに乗って大気圏外へ出るばかりか宇宙戦闘機に乗ってのドッグファイトを味わえる!地上戦での超巨大四足歩行兵器との戦いなんてホント熱かったぜ!!クライマックスの宇宙空母との戦いなんてSFTVドラマ『ギャラクティカ』を思い出すほど興奮したぜ!もちろん様々な車両も登場し、今回初お目見えのジェットパックなんかあんまり使えなくて逆に新鮮だった!とまあこれだけSFしまくってるわけなんだよ!

そして今回は前作よりもさらに物語を濃厚に描こうとしてたみたいで、結構ムービーシーンが多い。それも殆どがヘルガスト軍上層部の内輪揉めのパートばかりなんですが、この軍の上層部のジジイ連中っていうのが実に不健康そうな顔色で、その毛穴開きまくった汚い顔を克明にポリゴン描写してるんですな!いらねえって!ただし今作はシリーズでは珍しく女性の味方隊員も出てきて目の保養になります。ゲームは殆どナビ代わりの相棒と行動して、あんまり敵を倒してくれないんですがこれはこれで心強い。ゲーム進行は固すぎず柔らかすぎず、ストレス無く進めることが出来、なんとオレにしては珍しく買って3日でクリアしちゃいました。これって良く出来てて面白かったっていうことですね!

KILLZONE 3

KILLZONE 3

KILLZONE 2(キルゾーン2)

KILLZONE 2(キルゾーン2)

キルゾーン

キルゾーン