冷凍パン

写真のパンがそうなんですが、東京では《デンマーク》という名で売られているのを見た、という方がいました。パイ風のパン生地をクルクル巻いて円盤状にしたもので、上に溶かした砂糖がかけられていた。幼稚園児だった頃のオレのお気に入りのパンであった。巻かれた生地を外側からクルクル巻きほぐしながら食べるのが好きでしたね。今で言うデニッシュ・ペストリーみたいなもんだったんでしょうか。
ところでちいちゃいガキのオレはこのパンの事を《冷凍パン》と呼んでたんですね。…何なんでしょうね?多分パイ生地のお菓子やパンなど見た事が無かったオレは、よく知っているアンパンやジャムパンと違って微妙にサクッとした歯ざわりのこのパンは、きっと一度冷凍して水分を飛ばして作ったんだ!と思ったんでしょうか。なにしろ幼稚園児の考える事ですから。いや、それとも、またもや親に「このパンはね、冷凍して作るから《冷凍パン》なのよ。」と騙され、まんまと信じてしまったんでしょうか。
ちょっと前どこかのコンビニで売られていたのを見かけたんですが、その時でさえ、「あ、《冷凍パン》だ。」と素直に思ってしまったもんなあ。
ちなみに「デニッシュ・ペストリー」とは《デンマーク風ペストリー》のことだそうです。…もちろん冷凍とは何の関係もありません。

ペストリーとは、油脂の多いパイ状の生地でつくった菓子パンのことをいいます。砂糖・油脂・卵をたっぷり入れた生地に、バターやマーガリンを挟み込み、パイのように何層にも折り込んでつくります。このパンの発祥はオーストリアのウィーンですが、それがデンマークに伝わり、現在のようにより完成されたかたちになりました。デンマークのペストリーということからデニッシュペストリーと呼ばれています。
 ちなみにデンマーク本国ではこのパンを「ウィーンのパン」を意味するヴィエナブロートと呼び、オーストリアではコペンハーゲナーと呼んでいます。
http://www.yamazakipan.co.jp/special/library/main4.html#q43

最近買ったコミック

ベルセルク(28)
ベルセルク (28) (Jets comics)
いざパックの故郷の妖精の国へ・・・という展開で行くのかな、と思わせておいて舞台は傭兵達の集う港町へ。単なるインターミッションではなく、また新たな登場人物の登場、そして敵役グリファン傘下にいたはずの少女が現れ、ガッツ達と微妙に絡んでくる。そしてこの巻ぐらいから物語りは少女魔法使いシールケの内面を中心に物語られていく。そして敵役はゴッド・ハンドやグリフィスではなく、クシャーンの魔導達にシフトしたようだ。ガッツ倒すべき敵多すぎ。
…ああ、それにしてもこの物語の終わりはどこにあるのだろうか、読み続けていたい気持ちと、最後に待っているであろう運命の対決を、早く見せてほしい気持ちが相反して沸いてくるのだ。
鉄腕バーディー(8)
鉄腕バーディー 8 (ヤングサンデーコミックス)
こちらも安定した語り口。もう頑固なぐらい物語のペースがきちんきちんと進んでいく。でもなんか破綻がなくてなあ。今回の収穫はカペラ・ティティスが実は女子だったというのがやっと判った事と、こいつがメタメタにヤラレタ事。あと主人公の友人が獣化してなにやら葛藤が描かれるが、なんか基本的にこいつどうでもいい。話早く進める様に。
ホムンクルス(5)
ホムンクルス 5 (BIG SPIRITS COMICS)
ブルセラ女子高生篇がまだ続いているのだが…そもそも女子高生の内面だの記号論だの大して興味ないしなあ。主人公の特異な能力は判ったから、そろそろ物語の展開を変えてくれないかなあ。

新・もうほう紀行2

なにやらUがニコニコしているのだが、取りあえずどうでもいいので放って置く。すると訊いて貰いたいらしくオレに話しかけてくる。「ねえ、fumoさん、専務って優しいんですよ…」。
ここで少し「専務」について解説しよう。「専務」は以前は役職として専務であったが、定年退職されて現在は顧問としてオレの事務所にいる方である。つまり現在は役職としては専務でもなんでもないのである。即ち「専務」と云う呼び名は実際は通称でありニックネームなのである。これはもう夫人でないにもかかわらず「デヴィ夫人」と呼ばれていたり姉妹でもないのに「叶姉妹」と呼ばれていたり「社長」でもないのに「社長!1時間2000円ポッキリ!お安くしときますよ!」という安キャバレーの呼び込みの口上と一緒なのである。あとマンガのキャラと似ても似つかないのに「ヤワラちゃん」と呼ばれている女がいるが、あれは別問題である。
さてU。「専務って優しいんですよ…。」とかいってうっとりしている。既に法悦の表情である。もう誰にも止められない、といった雰囲気である。通称専務は禿頭の70近い老人であるのだが、どうもUのハートを射止めてしまったらしいのである。そうか、そうだったのか。Uよ、お前「老け専」だったのか…。まあ他人の好みに文句は言うまい。まして他人の恋路になぞ。U、幸せになるんだぞ…。

チョコレート

今日やっと小娘からチョコレートを貰う。…もう3月である。この時期に貰うとさすがに虚しい。何か自分の愚かさを思い知らされているようである。小娘の計算づくなんである。くっ付いていたおてまみにはわざとらしいハートマークなんぞが散りばめられていたが、もとよりこんなことをする女ではないのである。「ギャグ以外にありえないから」と本人にも念を押される。「あと中の包み紙が破れてたりしても何か盛ったわけじゃないからね。」…だって。完全嘗められているのである。オレも落ちたもんである。…でも、ちょっとだけ嬉しかった自分が悔しい…。