最近買ったCDなどなど

■Palookaville/Fatboy Slim
ノーマン・クックの作るアルバムは、ビーツ・インターナショナル時代から聴いてるのだけれども、前作のLiveCDの頃から、“スタジアムDJ”という貫禄が出来て、逆にそのおおらかに感じるほどの大衆性がどうもオレには詰まらなくなってしまった。
今作はまた、テクノやハウスって訳でもなく、泥臭いブレイクビーツにアメリカ南部の匂いをさせ(ブーツィー・コリンズ参加)、オレの聴きたいタイプの音楽というわけではなかった。
なお、タイトルPalookavilleは「ダメ人間村」とか「アホアホ村」とか云う意味らしい。何かに頂きたいタイトルだなあ。
試聴&PV見られます:http://www.astralwerks.com/fbs/
■International Flight/Dimitori From Paris
フランスのDJ、デイミトリ・フロム・パリスのNewMixCD。実は今まで名前こそ知ってたけど、なんかずっとラウンジ系だと思ってて敬遠してたのね。よくいるじゃない、音楽をお洒落な小物みたいにファッションの小道具としか認識してないヤツ。ああいう連中用のご趣味の良いお遊びじゃねえの、とか勝手に思ってたんですけどね。
すいません。オレの間違いです。
以前聴いた同じくフランスのDJ、ボブ・サンクラーみたいな、キッチュでド助平なディスコサウンドの21世紀的展開、或いは再発見。懐かしい、でも無く、時代の先端、でも無く、どこか混沌とした無国籍な時代感覚が面白い。特にCD2の2曲目のディスコ・レゲエサウンドが切なく甘く胸にキまくります。
試聴できます:http://www.juno.co.uk/IP/IF156825-01.htm
■Fabric 14/Stacey Pullen
デトロイトのテクノDJスティーシー・プルーンの久々のMixCD。あああやっぱりデトロイトもんはイイ!!ハードコアっぽく攻めていつつも、トーンはどこかソウルフル。全体的にトライバル色の濃い選曲。そして後半はロマンチックにスペイシーに盛り上がっていき、ラストはファンキーに絞めます!
■CL03/Chris Liberator
いけねえ!Chris Liebingと間違って買ってしまった!しかし聴いてもChris Liebingと同じミニマル物のMixCDだからすぐ気付かねえ!でもこれはこれで良かったからいいや。アッパーなラテン・テイストで最初から飛ばしてます。
■Mix the Vibe/Lil Louis
ハウス・ミュージックの生ける伝説リル・ルイスのMixCD.。この間のケビン・サンダーソンのライブでもリル・ルイスの名曲「フレンチ・キッス」は掛けられてました。
このCDでも派手さは無いが徐々に盛り上げていきます。そして気付けばもうどっぷりブラックでファンキーな音世界なんですな。噛めば噛むほど味の出るスルメDJです。
■Terminal M the Labelcompilation Vol.3/Eric Sneo
エリック・スネオ。なんか心がザワザワとくる名前だが、例の長寿アニメとは勿論何の関係も無いからな。
MONIKA KRUSEのレーベルTERMINAL Mのレーベル・コンピレーションMixCD。モニカ・クルーズっテクノが好きで好きでたまらないっていう、どこかファン気質のDJなんだよな。だからその時その時の最新Hitはプレイするけど、アーチストしてはそれほど突出してないような気がするんだ。しかし、こういったレーベル運営だと、ファン気質がいい方向に向いて、良作を生み出す結果になるんじゃないかな。ちなみにスネオはオレ好みのミニマル系でした。
試聴できます:http://www.humpty-records.de/shop/ainfo.php?kid=term0372