【積みゲー消化】今頃だがゲーム『Call of Duty : Modern Warfare II』のキャンペーンをクリアした

Call of Duty : Modern Warfare II ( PS5、PS4、Xbox One、Xbox Series X/S、PC) 最近チマチマと「積みゲー」を消化している最中なのだが、今回目出度く(?)クリアしたのは2022年10月に発売され購入したミリタリーFPSゲーム『Call of Duty : Modern Warfar…

ザックのNetflix配信SF映画『REBEL MOON – パート2 傷跡を刻む者』はやっぱりしょっぱい出来だったなあ

REBEL MOON – パート2 傷跡を刻む者(Netflix映画) (監督:ザック・スナイダー 2024年アメリカ映画) ザック・スナイダー監督によるNetflix配信のSF映画『REBEL MOON』、去年12月に配信された「パート1 炎の子」に続く「パート2 傷跡を刻む者」が最近公開…

ビデオゲーム原作のアマプラSFドラマ『フォールアウト』を観た。

フォールアウト シーズン1(Amazon Prime Video)(監督:ジョナサン・ノーラン 2024年アメリカ製作) Amazon Prime Videoで配信中のSFドラマ『フォールアウト』です。これ、核戦争後の世界を舞台にした同名人気ビデオゲームシリーズのドラマ化作品なんです…

お散歩日和/東戸塚~戸塚、戸塚~藤沢

某月某日 東戸塚~戸塚 最近相方さんが【旧東海道巡り】を趣味とし始めたのだが、オレもそれに便乗して一緒にあれこれ巡ることにした。まあ要するに連れ立ってのお散歩である。 この日は東戸塚から戸塚まで。その前は東神奈川から東戸塚まで歩いていて、その…

スティーヴン・キングの長編小説『ビリー・サマーズ』はクライム・ノヴェルの堂々たる傑作だった

ビリー・サマーズ(上・下) / スティーヴン・キング(著)、白石朗(翻訳) 狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。そんなビリーが、引退を決意して「最後の仕事」を受けた。収監されているターゲットを狙撃するには、やつが裁判所へ移送さ…

あれこれ売却した結果◯◯万円になった

以前ブログで「部屋の中にモノが溜まり過ぎたので整理を始めている」という内容の記事を書いたが、あらかたその整理も終わったのでその結果を記録しておきたい。整理したのは本、DVD、CD、ゲームソフトとゲーム機、それとフィギュアで、それぞれ箱詰めして買…

『The Witch/魔女』監督パク・フンジョンによるアクションノワール『貴公子』を観た

貴公子 (監督パク・フンジョン 2023年韓国映画) 好きな韓国映画監督もあれこれいるが、その中の一人として挙げられるのはパク・フンジョンだろう。なにしろあの超能力少女バトルムービー『The Witch/魔女』の監督だからだ。その続編『The Witch/魔女-増殖-…

最近ダラ観したDVDやら配信やら/『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』『バーナデット ママは行方不明』『デシベル』

『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』 俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(Amazon Prime Video) (監督:ピーター・ファレリー 2024年アメリカ映画) 俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー ザック・エフロン Amazon 3人の男たちが架空の友人「…

ホラーアドベンチャーゲーム『サイレントヒル ショートメッセージ』をクリアした

サイレントヒル ショートメッセージ (PS5) 《物語》友だちのマヤに呼び出されたのは、自殺の名所と噂される廃墟のマンション。 誘われるように廃墟を進むと、怪奇現象が次々と起こりはじめる。 変貌していく空間。徘徊する不気味な怪物。 「見つけるまで、こ…

「文学史上もっとも恐ろしい小説」と呼ばれるヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』を読んだ

ねじの回転/ヘンリー・ジェイムズ (著), 土屋 政雄 (翻訳) 両親を亡くし、英国エセックスの伯父の屋敷に身を寄せる美しい兄妹。奇妙な条件のもと、その家庭教師として雇われた「わたし」は、邪悪な亡霊を目撃する。子供たちを守るべく勇気を振り絞ってその…

ヤマザキマリの『続 テルマエ・ロマエ』を読んだ

続 テルマエ・ロマエ (1) / ヤマザキマリ 紀元158年、ローマ帝国はアントニヌス・ピウス帝の統治下20年目、ローマの浴場設計技師ルシウスは還暦を控えて腰痛持ち、妻さつきは謎の失踪、息子マリウスとは親子不和、さらに彼を悩ませるのはローマの風呂の仕事…

ピーター・ディンクレイジとアン・ハサウェイ共演のロマンチック・コメディ『ブルックリンでオペラを』を観た

ブルックリンでオペラを (監督:レベッカ・ミラー 2023年アメリカ映画) ピーター・ディンクレイジが好きだ。小人症というハンディキャップを背負いながら、逆にそれを類稀な個性として生かし、威風堂々と役柄を演じ切るディンクレイジにはいつも惚れ惚れと…

激動の80年代イギリスを彷徨する若者たちの魂/映画『THIS IS ENGLAND』

THIS IS ENGLAND (監督:シェーン・メドウス 2006年イギリス映画) 1983年、サッチャー政権下のイギリス。父親をフォークランド紛争で亡くした少年ショーンは、町にたむろする不良少年たちと交流するようになる。しかしその彼らに極右主義集団が接近し、仲…

永遠の若さを得た男を巡る怪奇と幻想の物語/オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』

ドリアン・グレイの肖像 / オスカー・ワイルド (著)、仁木 めぐみ (翻訳) 「若さ! 若さ! 若さをのぞいたらこの世に何が残るというのだ!」美貌の青年ドリアンと彼に魅了される画家バジル。そしてドリアンを自分の色に染めようとする快楽主義者のヘンリー…

ホラーアドベンチャーゲーム『Alan Wake 2』をクリアした

Alan Wake 2 (PS5, PC, Xbox Series X/S) 《物語》一連の儀式的殺人を調査するため、太平洋岸北西部にある小さな町ブライトフォールズへやって来た優秀なFBI捜査官サーガ・アンダーソン。自身の言葉によって姿を変える恐ろしい異界、闇の世界に何年も閉じ込…

意識と無意識の領域に切り込んだ怪奇小説『ジーキル博士とハイド氏』

ジーキル博士とハイド氏 /スティーヴンスン (著), 村上 博基 (翻訳) 街中で少女を踏みつけ、平然としている凶悪な男ハイド。彼は高潔な紳士として名高いジーキル博士の家に出入りするようになった。二人にどんな関係が? 弁護士アタスンは好奇心から調査を…

映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』を観た

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー (監督:ギル・キーナン 2024年アメリカ映画) 『ゴーストバスターズ』も実に息の長いシリーズ物で、1984年に第1作『ゴーストバスターズ』、1989年に第2作『ゴーストバスターズ2』、その後しばらく音沙汰がなかった…

映画『オッペンハイマー』はクリストファー・ノーランの最高傑作だと思う

オッペンハイマー (監督:クリストファー・ノーラン 2023年アメリカ映画) クリストファー・ノーラン監督の最新話題作『オッペンハイマー』 クリストファー・ノーラン監督の新作『オッペンハイマー』は「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・…

柴田元幸 編訳『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』を読んだ

ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース(柴田元幸翻訳叢書) /柴田元幸 (翻訳) 【柴田元幸翻訳叢書シリーズ 待望の第5弾! 】 11名の作家による、英文学の名作中の名作を選りすぐった贅沢極まりないアンソロジー。 好評既刊『アメリカン・マスターピー…

柴田元幸 編訳『アメリカン・マスターピース 準古典篇』を読んだ

アメリカン・マスターピース 準古典篇 (柴田元幸翻訳叢書) / 柴田元幸 (翻訳) 柴田元幸翻訳叢書シリーズ最新作。 10年前に発行された「古典篇」に続く「準古典篇」です。 アメリカ合衆国で書かれた短編小説、その”名作中の名作”を選ぶ。 ヘミングウェイ、フ…

柴田元幸 編訳『アメリカン・マスターピース 古典篇』を読んだ

アメリカン・マスターピース 古典篇 (柴田元幸翻訳叢書) / 柴田元幸 (翻訳) 柴田元幸が長年愛読してきたアメリカ古典小説から選りすぐった、究極の「ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト」がついに登場! ホーソーン「ウェイクフィールド」、メルヴィル「書写人バ…

Netflixドラマ『三体』を観た

三体(Netflixドラマ)(監督:デレク・ツァン、アンドリュー・スタントン他 2024年イギリス、アメリカ、中国製作) 劉慈欣の世界的ベストセラーSF小説『三体』がNetflixでドラマ化され配信中だ。オレは原作の大ファンで、3部作全編のみならず同人作家による公…

デヴィッド・ボウイ主演の小粋な恋の物語/映画『ニューヨーク恋泥棒』

ニューヨーク恋泥棒 (監督:監督 リチャード・シェパード 1991年アメリカ映画) デヴィッド・ボウイというのも結構映画出演が多い人で、主演を演じた『地球に落ちてきた男』や『ラビリンス/魔王の迷宮』、『戦場のメリークリスマス』といった作品以外にも、…

板橋区立美術館「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」展

先日は板橋区立美術館で開催されている「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」展を観に行きました。板橋区立美術館はオレの住まいから電車で1時間、JR成増駅で下車してからさらに徒歩20分ほどの場所にあります(ちょっと遠かった)。まだ…

ドンソク映画『狎鴎亭スターダム』他、最近ダラ観したDVDやら配信やら

『狎鴎亭スターダム』 狎鴎亭(アックジョン)スターダム (監督:イム・ジンスン 2022年韓国映画) 狎鴎亭スターダム [Blu-ray] マ・ドンソク Amazon 韓国の繁華街・狎鴎亭(アックジョン)を舞台に、『犯罪都市』のマ・ドンソクが怪しい山師となって美容整…

復讐とジレンマを描くSF巨編第2部/映画『デューン 砂の惑星 PART2』

デューン 砂の惑星 PART2 (監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 2024年アメリカ映画) 映像化不可能と言われたフランク・ハーバードのSF小説『デューン 砂の惑星』を『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が見事に映像化したのがこの作品だ。映画は2…

『文豪怪奇コレクション』全5巻を読んだ/その⑤ 綺羅と艶冶の泉鏡花〈戯曲篇〉& 『文豪怪奇コレクション』のまとめ

文豪怪奇コレクション 綺羅と艶冶の泉鏡花〈戯曲篇〉/泉鏡花(著)、東雅夫 (編集) 異界の美男美女が乱舞する鏡花戯曲の三大名作──「天守物語」「夜叉ケ池」「海神別荘」に加えて、 友人の独文学者・登張竹風と共訳した初期の珍しい佳品「沈鐘」(ハウプトマ…

『文豪怪奇コレクション』全5巻を読んだ/その④ 耽美と憧憬の泉鏡花〈小説篇〉

文豪怪奇コレクション 耽美と憧憬の泉鏡花〈小説篇〉/泉鏡花(著)、東雅夫 (編集) 明治・大正・昭和の三代にわたり、日本の怪奇幻想文学史に不滅の偉業を打ち立てた、不世出の幻想文学者・泉鏡花。 本書は、鏡花の名作佳品の中から、なぜかこれまで文庫化…

『文豪怪奇コレクション』全5巻を読んだ/その③ 恐怖と哀愁の内田百閒

文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒/内田百閒(著)、東雅夫 (編集) 夏目漱石、江戸川乱歩に続く、〈文豪怪奇コレクション〉の第三弾。漱石に学び、芥川龍之介と親交を結び、三島由紀夫らにより絶讃された、天性の文人。日本語の粋を極めたその文学…

『文豪怪奇コレクション』全5巻を読んだ/その② 猟奇と妖美の江戸川乱歩

文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩/江戸川乱歩(著)、東雅夫 (編集) 日本人に最も親しまれてきた作家の一人である江戸川乱歩は、ミステリーや少年向け読物のみならず、怪談文芸の名手でもあった。蜃気楼幻想と人形からくり芝居が妖しく交錯する…