2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今は亡きヴォネガットのお蔵出し短編集『はい、チーズ』

■はい、チーズ / カート・ヴォネガット 「さよならなんて、ぜったい言えないよ」魅惑の未発表作品集。バーで出会った殺人アドバイザー、夫の新発明を試した妻、“見る影もない”上司と新人女性社員…やさしくも皮肉で、おかしくも深い、ヴォネガットから14の贈…

帰省 (その3)

この日は昼過ぎの便で東京に帰ることにしていた。時間がまだあったので、弟が宗谷岬を見るため車を出してくれた。丘の上に風力発電のプロペラが見える。

帰省 (その2)

朝。実家は日本の一番北の土地なので、まあ、とりあえず寒い。この日も気温は5度。東京から来る時にユニクロの安物ダウンを買って持ってきていたが、それだけでは足りず、結局ニット帽と手袋を買い足した。

帰省 (その1)

10月20日から23日まで北海道の田舎に帰っていた。母が急病で入院・手術することになったのだ。それで会社に休みを貰って、20日の航空券を取り、実家に帰ることにした。状況は分からないが、取り敢えず23日までいて、帰ることにしていた。 通常の帰省ではなく…

前を見て、笑顔で胸張って!〜映画『カムバック!』

■カムバック! (監督:ジェームス・グリフィス 2014年イギリス映画) 肥満度100%のメタボな中年男がサルサ好きの女性に恋をして、彼女のハートを射止めるために自分もサルサを踊っちゃう!?というコメディ映画です。主演のメタボ中年を『ワールズ・エンド…

『高い城の男』の続編として予定されていたP・K・ディックの未訳長編〜『ガニメデ支配』

■ガニメデ支配 / P・K・ディック & レイ・ネルスン 星間戦争に敗北し、ガニメデ人に占領された地球。だが人類には希望があった。テネシーの山中で、戦前から抑圧されてきた黒人たちを率いる抵抗勢力の指導者が反撃の機会を窺っていたのだ。その彼を取材する…

最近読んだアメコミ2作〜『ロケット・ラクーン&グルート』『デッドプール:スーサイド・キングス』

■ロケット・ラクーン&グルート / ビル・マントロ、ダン・アブネット、アンディ・ラニング、スタン・リー、ラリー・リーバー、キース・グリフィン、サル・ビュッセマ、マイク・ミニョーラ、ティモシー・グリーンII、ジャック・カービー モフモフにしてやんよ!…

アメリカ人はツライよ〜映画『プリズナーズ』

■プリズナーズ (監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 2013年アメリカ映画) 娘を誘拐されたオヤジが容疑者と思しき男を拉致監禁して「娘どこだゴルァ!」とボコりまくるというリーアム・ニーソンの『96時間』みたいな映画です。『96時間』では主人公が元CIA工作員のス…

アメリカ兵はツライよ〜映画『ローン・サバイバー』

■ローン・サバイバー (監督:ピーター・バーグ 2014年アメリカ映画) タリバンの悪いヤツラを懲らしめに意気揚揚とアフガニスタンに赴いたアメリカ人の兵隊さんたちが、返り討ちに遭ってギタギタにされちゃう、というアメリカ映画です。実際の出来事を元に…

冷徹なるシステムの中心で【人間的要素】を叫んだ男〜映画『誰よりも狙われた男』

■誰よりも狙われた男 (監督:アントン・コービン 2013年アメリカ・イギリス・ドイツ映画) この『誰よりも狙われた男』は、国際諜報スリラー小説の第一人者ジョン・ル・カレが2008年に発表した小説の映画化となる。ル・カレ小説の映画化作品は多いが、近年…

記憶が15分しか保てない男の暗黒の復讐劇〜映画『Ghajini』

■Ghajini (監督:A.R.ムルガードース 2008年インド映画) 髭面に坊主頭、その頭には大きな傷があり、筋肉隆々とした肉体は入れ墨だらけ、そんなアーミル・カーンが鬼のような形相でこちらを睨んでいる…映画『Ghajini』のポスターからは、ただ事ならぬ雰囲気…

顔を変えられた男の二つの復讐譚〜映画『Yevadu』

■Yevadu (監督:ヴァムシー・パイディパッリ 2014年インド映画) 物語性重視のボリウッドムービーが続いたので、物語があんまり面倒臭く無い、単純明快なB級なアクションが観たくなり、テルグ語映画のこの作品を選んでみた。物語の発端はインド南東の街ヴァ…

インドのキラッキラな学園ドラマ〜映画『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』

■スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! (監督:カラン・ジョーハル 2012年インド映画) 名門私立高校を舞台に、若者たちが「学園NO.1コンテスト」のトップを目指して競い合い、その中で恋や友情、ライバル同士の火花が燃える!という青春ストー…

カピバラに会いにマザー牧場へ

この3連休は関東にも台風上陸と聞いたので、初日の土曜日に相方さんと二人、さくっと千葉までカピバラに会いに行くことにしました。場所はあの「マザー牧場」であります。アクアラインと電車を使ったのですが、お喋りに夢中になり降車駅を乗り過ごしてしまい…

購入コミック覚書 / 『イノサン(5)(6)』『狼の口 ヴォルフスムント(6)』

■イノサン(5)(6) / 坂本眞一 イノサン 5 (ヤングジャンプコミックス)作者: 坂本眞一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/06/19メディア: コミックこの商品を含むブログ (4件) を見るイノサン 6 (ヤングジャンプコミックス)作者: 坂本眞一出版社/メーカー: …

小惑星衝突後にタイムスリップした人々が見たものとは〜『天国の魚(パラダイス・フィッシュ)』 高山和雅

書店に行ったら高山和雅の新刊コミックが出ていてびっくりした。え、まだ活動してたんだ!?ということで早速その本『天国の魚(パラダイス・フィッシュ)』を購入、高山独特のSF世界にどっぷり浸ることができた。あー全く健在じゃないか高山和雅。 高山和雅…

ショーン・タンのCGアニメ『ロスト・シング』と絵本『夏のルール』

■ロスト・シング / ショーン・タン この映像作品『ロスト・シング』は、オーストラリアのグラフィック・アーチスト、ショーン・タンが1999年に出版した同名の絵本を基に製作されたCGアニメです。絵本のほうの『ロスト・シング』は以前にレビューを書いたこと…

今更ながら日本のスター・ウォーズ便乗映画2本を観てみた〜『宇宙からのメッセージ』『惑星大戦争』

■宇宙からのメッセージ (監督:深作欣二 1978年日本映画) ちょっと調べたいことがあり、日本で『スター・ウォーズ(エピソード4/新たなる希望)』の1978年初公開前に、便乗で制作されたSF映画2作を観ることにした。『スター・ウォーズ』は本国で公開され大ヒ…

最近聴いたCD / Syro / Aphex Twin、Live in Paris 28.05.1975 / Fripp & Eno、Sound + Vision / David Bowie、Art Official Age / Prince、Plectrum Electrum / Prince & 3RDEYEGIRL

◆Syro / Aphex Twin 【Amazon.co.jp限定】Syro [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] 特典マグネット付 (BRC444)_000アーティスト: APHEX TWIN,エイフェックス・ツイン出版社/メーカー: BEAT RECORDS / WARP RECORDS発売日: 2014/09/24メディア: CDこ…

購入コミック覚書

■カオスノート / 吾妻ひでお カオスノート作者: 吾妻ひでお出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2014/09/07メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (21件) を見る『アル中病棟』の後に書かれたという吾妻ひでお氏の徒然妄想日記。相変…

『ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編-』と『水曜どうでしょうDVD全集第21弾』を観た。

DVD

■ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編- 陰謀術策の雨あられ!憎しみ!復讐!侵略!殺戮!七王国の玉座を巡り、ウェスタロスは今日も戦乱の嵐さ!…という『ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編-』であります。あらためて書きますとこの…

僕らは決して離れない〜映画『悪童日記』

■悪童日記 (監督:ヤーノシュ・サース 2013年ドイツ・ハンガリー映画) 第2次大戦の最中、寂れた農園に住む祖母の元に疎開させられた双子の少年が、そこで体験する過酷な日々を生き延びながら日記に綴ってゆく様を描く作品である。原作はアガタ・クリストフ…

2011年〜2013年インド映画ボックスオフィス・トップ10作品全30作レヴュー

2011年から2013年までの3年間に渡るインド映画ボックスオフィス・トップ10作品30作品を全て観て、その全てのレヴューを書いた。ここでその作品と本ブログでのレヴュー記事のリンクを貼っておく。内容としては以前書いたブログ「オレとインド映画〜あるいは如…

「汚れた女優」の栄光と没落を描く傑作映画『Dirty Picture』

■Dirty Picture (監督:ミラン・ルトゥリア 2011年インド映画) 80年代のインド映画界にきわどさを売りにして一躍スターダムに登りつめた女優がいた。彼女の名はシルク。映画『Dirty Picture』は実話を元に、「汚れた女優」シルクの数奇な女優人生を描いた…

ボクは早撃ちモルガンだよ!〜映画『Quick Gun Murugun』

■Quick Gun Murugan (監督:シャシャンカ・ゴーシュ 2009年インド映画) インド映画も良作・ヒット作と呼ばれる作品を順繰りに観てきたのだが、この辺で何か変わったもの、珍味的なものが見たくなってきたのである。映画鑑賞も数こなしてくると段々とカルト…