ボウイのユニークなライヴ・アルバム『Vh1 Storytellers』

デヴィッド・ボウイの『Vh1 Storytellers』は1CD+1DVDのライヴ・アルバムだ。2009年リリースというから知っている方はとっくに知っていると思うのだが、オレはつい最近知って慌てて購入してみた。そして聴いて&観てみると、これが結構ユニークなライヴ・ア…

コミック『ゴールデン・カムイ』を(今頃)1巻目から読み狂っていた!!

■ゴールデン・カムイ(1)~(18)/野田サトル 「コミックス第18巻までの累計発行部数は1000万部を突破!」という超大ヒットコミック『ゴールデン・カムイ』、つい最近1巻から最新18巻までを大人買いし、一気に読み終えました! いや~、おんもしろかったあああ…

オヤジの休日

この3連休は特にどこに出掛けるということも無くのんびりまったり過ごしていた。 休みの日は先ず何しろ家事を片付ける。家事とか言ってるが要するに洗濯やら簡単な掃除やらだ。台所に使用済みの食器があれば当然全て洗う。冷蔵庫の中身を見て買い出しをした…

……の続き。

unsplash-logo Maksym Kaharlytskyi ……というわけで続きである。なんの続きかと言うと一昨日更新した「タイフーンバースデー!」の続きだ。あれほど益体もない垂れ流し文章の後にまだ続きがあるのか、とあなたは呆れているかもしれないが、実は書いているこ…

タイフーンバースデー!

unsplash-logo Joyce Adams 9月9日月曜日はオレの誕生日であった。しかしそれ以上に関東に台風直撃の日であった。前日の夜半から雨が降り始めそれは次第に激しくなりやがて暴風を伴ってあれやこれやに甚大な被害を出したのである。「持っていかれた……」とオ…

『犬の力』3部作堂々の完結編、『ザ・ボーダー』

■ザ・ボーダー(上)(下)/ドン・ウィンズロウ グアテマラの殺戮から1年。メキシコの麻薬王アダン・バレーラの死は、麻薬戦争の終結をもたらすどころか、新たな混沌と破壊を解き放っただけだった。後継者を指名する遺言が火種となり、カルテルの玉座をかけた血…

インドのお受験狂想曲/映画『ヒンディー・ミディアム』

■ヒンディー・ミディアム(監督:サーケート・チョウドゥリー 2017年インド映画) (※この記事は2017年11月17日に更新された「インドのお受験狂想曲~『Hindi Medium』」を作品の日本公開に合わせ一部内容を変更してお送りするものです) 娘を有名校に入学さ…

ミッシェル・オスロ監督のアニメーション作品『ディリリとパリの時間旅行』を観た

■ディリリとパリの時間旅行 (監督:ミッシェル・オスロ 2018年フランス・ドイツ・ベルギー映画) アニメ作品『ディリリとパリの時間旅行』は19世紀末のパリを舞台にした少年少女の冒険譚である。ちなみに日本版タイトルには「時間旅行」とあるが、これは「1…

炸裂するタラのハリウッド愛/映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

■ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド (監督:クエンティン・タランティーノ 2019年アメリカ映画) オレはクエンティン・タランティーノ監督作品が相当に好きで、家のTV収納棚の一番目立つ所にタランティーノ作品のDVD・ブルーレイ全作品を並べた…

パゾリーニの『アポロンの地獄』を観た

■アポロンの地獄 (監督:ピエロ・パオロ・パゾリーニ 1967年イタリア・モロッコ映画) 「パゾリーニってなんだか怖い映画監督だから、映画に興味持ったり近づいたりしない方がいいな」と思ったのは随分昔、中学生頃の事である。当時から映画好きだったオレ…

椎名誠『おなかがすいたハラペコだ。』と『おなかがすいたハラペコだ。②―おかわりもういっぱい』を読んだ

■おなかがすいたハラペコだ。/椎名誠 ■おなかがすいたハラペコだ。②―おかわりもういっぱい/椎名誠 例によって取っ付きにくいハードカバー小説を読み疲労してしまったので、口直しという事で軽めの読み物を読むことにした。オレにとって軽めの読み物と言っ…

心の鎧/映画『ロケットマン』

■ロケットマン (監督:デクスター・フレッチャー 2019年イギリス・アメリカ映画) イギリス出身の世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンについては格別な思い入れがる。それはオレが一番最初に体験し熱狂したロックンロール・ミュージックが彼の曲だった…

フェリーニの『サテリコン』を観た

■サテリコン (監督:フェデリコ・フェリーニ 1969年イタリア・フランス映画) イタリア生まれの世界的な映画監督、フェデリコ・フェリーニには特に思い入れがあったりするわけではない。まず代表作である『道』を観ていない。同じく代表作である『甘い生活…

ウラジーミル・ソローキンの『テルリア』を読んだ

■テルリア/ウラジーミル・ソローキン 21世紀中葉、世界は分裂し、“新しい中世”が到来する。怪物ソローキンによる予言的書物。“タリバン”襲来後、世界の大国は消滅し、数十もの小国に分裂する。そこに現れたのは、巨人や小人、獣の頭を持つ人間が生活する新…

21人vs1万人の戦い/映画『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』

KESARI/ケサリ 21人の勇者たち (監督:アヌラーク・シン 2019年インド映画) 19世紀末、当時の英領インドとアフガニスタンの国境にあったサラガリ砦は通信中継地点として21人のインド人シク教徒が駐留しているのみの小さな砦だった。しかし、列強支配を快…

インド映画『シークレット・スーパースター』を観た

シークレット・スーパースター (監督:アドベイト・チャンダン 2017年インド映画) インド映画『シークレット・スーパースター』はシンガーになる夢を持つ少女とその夢を阻む暴力的な父親との確執を描く人間ドラマだ。粗筋はこんな感じ: インド最大の音楽…

僕と怪獣と屋上で

母の葬儀の後、弟と一緒に遺品整理をしていた。2015年の冬の事だ。その時出てきたのがこれらの写真だった。子供時代のオレが、着ぐるみの怪獣たちと一緒に映っている写真だ。中央の、熊の絵の鉢巻きをして、不安そうな顔で明後日の方角を観ているのが子供の…

今度は中生代だッ!/『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編』

■リアルサイズ古生物図鑑 中生代編/土屋健 大昔の地球には今は絶滅して見る事の出来ない膨大な種類の生物が生きていましたが、それらの大きさってどんなものだったんでしょうか。それらを図鑑で見るときに、10センチだとか1メートルだとか10メートルだとか…

ハゲ3-ハゲ1=ハゲ2/映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

■ワイルド・スピード/スーパーコンボ (監督:デヴィッド・リーチ 2019年アメリカ映画) 銃と筋肉とエンジンがブンブン唸りまくる大人気シリーズ『ワイルド・スピード』のスピンアウト作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開されたので早速観に行っ…

未来のパリ、過去のパリ/バンドデシネ『パリ再訪』

■パリ再訪/フランソワ・スクイテン、ブノワ・ペータース フランソワ・スクイテン+ブノワ・ペータースによる大著『闇の国々』全4巻の刊行は日本のバンドデシネ出版において画期的な出来事だったのではないかと思う。あのデカい・厚い・重い・(価格が)高い…

最近読んだコミックなどなど

■ヒストリエ(11)/岩明均 ヒストリエ(11) (アフタヌーンKC) 作者: 岩明均 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/07/23 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 相変わらず主要人物全員死んだ目をしており、例によって寒々しい物語が展開していて今…

話題の長編中華SF小説『三体』は本当に面白かったのか?

■三体/劉慈欣(りゅう・じきん/リウ・ツーシン) 今SF小説界で話題沸騰中の作品といえば中国作家・劉慈欣(りゅう・じきん/リウ・ツーシン)の長編SF『三体』 だろう。なんというか化け物級の話題作なのだ。 2008年に中国で出版され人気が爆発、《三体》3…

ゴダールのSF作品『アルファヴィル』を観た

■アルファヴィル (監督:ジャン=リュック・ゴダール 1965年フランス、イタリア映画) ◆ゴダールのSF作品『アルファヴィル』を観た オレはSFが好きである。オレにとって小説といえばSF小説の事だし、映画でもまず好きなのはSFジャンルだ。オレの性格もSFだ…

京極夏彦の『今昔百鬼拾遺 天狗』を読んだ

■今昔百鬼拾遺 天狗/京極夏彦 昭和29年8月、是枝美智栄は天狗伝説の残る高尾山中で消息を絶った。約2か月後、遠く離れた群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服を身にまとっていた。この謎に、旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子…

やられ顔

この間の休みの日のことだ。喫茶店のトイレにスマホを置き忘れたことを後から気付き、大慌てしてしまったことがあった。 気付いたのは出てから30分ぐらい後だった。こりゃヤバイ、と店に取って返し、トイレに駆け込んだら、置き忘れた”トイレの個室”は使用中…

ディズニー実写ファンタジー『アラジン』は青いウィル・スミスが最高過ぎる映画だったッ!?

■アラジン (監督:ガイ・リッチー 2019年アメリカ映画) いつもは「マッチョがドンパチ」だったり「いろんな意味でゲロゲロ」だったり「基本的にバカアホマヌケ」だったりと不遜かつしょーもない映画ばかり観ているオレなんですが、なんとこのあいだ"夢と冒…

映画『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』は清々しいほどに心洗われる駄作だった

■アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲 (監督:ティモ・ブオレンソラ 2019年フィンランド・ドイツ・ベルギー映画) 世紀の極悪軍団ナチスは生きていた!?それも月の裏側で!?第2次大戦を密かに生き延びた彼らは、秘密の月面基地を築き、地球征服の機会を虎視…

最近聴いたレゲエやらダブやら

なんかもうムキになって聴いていたので相当大量の音源となり、面倒なのでアルバム毎の説明は割愛させてください……(手抜き)。 ■Derrick Harriott Reggae, Funk & Soul 1969-1975 Derrick Harriott Reggae, Funk & Soul 1969-1975 [国内盤CD] (DSRCD009) アー…

橋本治の『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』を読んだ

■父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない/橋本治 今年1月に亡くなった橋本治さんの本はこの間出た『思いつきで世界は進む――「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと』が最後なのかと思ったらまだあるのらしい。この『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来…

冷戦下にある男女の数奇な愛の遍歴/映画『COLD WAR あの歌、二つの心』

■COLD WAR あの歌、二つの心 (監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 2018年ポーランド・イギリス・フランス映画) 映画『COLD WAR あの歌、二つの心』は冷戦下のヨーロッパを舞台に、二人の男女の数奇な愛の遍歴を描いたドラマだ。 監督はポーランドで活躍するパ…